これが幻の肝臓占いだ① | 宇宙で読み解くあなたの運命☆ドラゴンマリア

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ポラリス占星術(紫微斗数)・トートタロット・水晶玉占い・体癖など
最近はコスプレも少々含みます

他に書かなきゃいけないテーマが
いろいろあるにも関わらず・・・
 
ついつい、興味を持った方に釣られる
浮気性なDragon-Mum ☆マリアです♪

今日のテーマは・・・
 
いにしえの、幻の【肝臓占い】について♡

そんなの、誰が興味あるんだ~?
 
って、思われるかもしれませんが。
 
いいの・・・
このワタクシが知りたかったのだから!!
 
と、ゆーわけで。
 
【肝臓占い】の講義を始めます♪
 
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肝臓占いというのは、
動物、あるいは人を使った
内臓占いの一種で
 
古代オリエント世界では
わりとメジャーな占いでした。
 
使われる肝臓の哀れな提供者は
神々に捧げられる『生贄(いけにえ)』です。
 
神に仕える神官が
神意をうかがうために
生贄の動物(あるいは人)の
体を解剖して、占ったわけ。
 
古代メソポタミアの人々にとっては、
 
戦争をする、
神殿を立てる、
旅に出る・・・と
 
何をするにも、
神様の意思をおうかがいすることが
大切だったとされます。
 
古代メソポタミアの場合、
占卜(せんぼく)を司る神は、
エア神シャマシュ神アダド神
 
 
占いを行う神官のことを
アッカド語で「バルゥ」と呼びますが
 
これは、「観察者」の意味で、
『内臓占い師』のことをさしました。
 
シュメール語での「神官」は、
「マシュシュギドギド」と呼ばれ、
 
「山羊(マシュ)に手(シュ)を
伸ばす(ギド・ギド)者」を意味し、
 
やはり神官は『内臓占い師』として
ご活躍されていたようです。
 
このような「内臓占い師」神官は、
人々の生活を予言する役割を担い
 
その後の時代にもず~っと
重要な存在としてあがめられていました。
 
 
 
紀元前8世紀~紀元前1世紀ごろ
イタリア半島中部にあった
古代エトルリアでも
肝臓占いは引き続き行われており、
 
エトルリアの神官は、
ローマ帝国の人々からも
助言を求められるほどだったそう。
 
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↑古代エトルリア人が残した肝臓の模型(羊)
 
このエトルリアで、
祭司(神官)を示すハルスペクス
肝臓を意味する「har」に由来。
 
ローマの有名な政治家キケロも、
 
肝臓を丹念に観察し、
様々な事柄を占っていたといわれています。