私は、ベストボディ大会(男性美を競うコンテスト)にも出たし、モテたいと思って筋トレ頑張ってきたし、二重背術もしたし、色々な化粧水も試したし、マッチングアプリで多くの人とも出会ってきたし、男としてヤってきた経験もあるし、マックのバイトで上司からパワハラじみたことをされてきたし、ホテルバイトで泥水かぶって20代の大学生が高校生のバイト相手に敬語で下っ端仕事をしてきたこともある。もっと言おう、せっかくのアメリカでの企業インターンでは、私は4者の理念(ここで働きたいという自分の理念・社員の理念・家族の理念・研究室教授の理念)をまとめることができずやぶれかぶれ 辞めて帰ってきた失敗経験もしてきた。もっともっと言おう、とち狂っていた私は、アメリカにいた時、自身の成果を上げるためにマッチングアプリで会ってきた数百人もの相手に商材を勧めたことすらある。営業としてラポール(信頼関係・信用)を築いた相手に商材を勧めるのは戦略として大事であるのはみんなも理解できるだろう。一方マルチ・ねずみ溝と思われても仕方ない行為だったろう。そして、みんな等しく私のLINEをブロックしたのであった(ここ笑うポイントです)。そして、ルックスのかっこよさを大事にしていた私は坊主にして日本に帰国し、関係各位にお詫びしたのであった。

 

女性にモテるかっこいい男になりたいと思っていた私であったが、最終的には坊主にしたという、非常に笑える話ではなかろうか。もちろん笑ってくれて構わないし、みんなが笑顔になってくれるならそれで良いと思っている。

 

ただ、私は思うのである。一周回って、

 

かっこいい男とはどんな男か?

と。

 

それはルックスとしてのかっこよさでもないし、お金を持っていることでもない。女性からモテまくってきたことでもない。(もちろん、これが男としての価値だと考える人もいるだろう。それはそれで構わない。それがあなたの原動力の先にある見出された価値なのだとしたら)

 

私にとって「かっこいい男」とは。それは、いろんな経験をしてきたヤツである。

 

かっこいい経験もした、カッコ悪い経験もした

モテる経験もした、モテない経験もした、

下っ端の経験もした、人の上にたつ経験もした、

ひょろひょろな時もあった、筋肉美を手に入れた時もあった、

かっこいい髪型もした、私にとって似合わない坊主もした、

ヒゲも伸ばしてみたし、剃った時もあった、

色々な人と会いまくった、孤独で一人な時もあった、

イケイケの時もあったし、鬱になって体調を崩したこともあった、

 

この相反する世界線を渡り歩いてきた男、これが「かっこいい男」であり、味わい深い人間に成長していくのであると思う。

 

ただ、金持ちになったことがないので、私の「かっこいい男」はまだ不鮮明であるのも確かである。私はまだ20代。しっかりお金を稼いだ時に、「やっぱり金を持っている奴が、かっこいい男」と考える世界線もくるのかもしれない。

 

しかし、これだけは忘れないでおこうと思う。

 

何もなくなった裸一貫になった時に、人は、経験だけが生きてくる。

と。

 

これはアメリカにいた時に唯一感動し、かつ、私はどうしてここにいるのか?と考えさせられた、私にとって意味深い写真である。(”唯一感動した”は流石に先方に悪いか笑。ただ、心の底から感動したのは今でも鮮明に覚えているのである)

 

 

僕のために資力を尽くしてくれた社員に敬意と感謝を述べる。

私に原点を思い出させてくれた家族、関係性が悪くなったけどこれまで私のために教えを教示してくれた先生、心配してくれた先輩・後輩に心から感謝と述べる。

 

そして、不安にさせてしまったこれまでマッチングアプリで出会った方々にこの場を借りてお詫び申し上げます。(またマッチしたらよろしく!、なんて冗談でも言えないですね)

 

最後にこの動画を流して、この記事を閉じるようと思う。

 

 

私は今、母親に「誕生日おめでとう」とLINEを打っている。