8年間のギフト | 演技講師/演技ワークショップ/劇団龍門主宰     村手龍太のREAL ENTERTAINMENT

8年間のギフト

 

8年間って俺にとっては関わりの中では一番長い。

そんな講師業をやらせてもらったカレッジとも3月でお別れだ。

振り返ると色々あり過ぎて。

 

なんか俺が人生の中ですげー落ち込んで、第二のスタートを切る切っ掛けに

もなった場所だった。

とにかく我武者羅だった。

 

全身全霊

 

という言葉を生徒に浴びせかけ。肉体訓練バシバシやって汗だくにした。

ガラス張りのレッスン場はガラスが熱気で曇り、床は生徒の汗で濡れていた。

それでも、皆必死でついてきた。

 

アホになれ!

 

頭で考える奴は役者に向いてない。

心も体も汗をかける役者を育てたかった。

表現者たるもの、自分が感動しないで誰を感動させるんだ!

 

だからレッスン前に感動した話を沢山シェアーさせた。

演技だけじゃくて人生の話も沢山した。

未来を担う若い魂はキラキラしてたなあ。

 

俺は凄い弱いから生徒に強いことを沢山言った。

偉そうに言った。その言葉は全部自分に返ってきた。

 

ダメな自分は生徒から学んだんだ。

 

よく初対面は「ヤバい」と言われた。

それなら本当にヤバい講師になろうと言葉を悪くした。

 

馬鹿野郎!

クソみたいな芝居だ!

茶番だ!

へたくそ!

脳みそ洗ってこい!

お前絶対に売れない!

 

今のその片鱗はあるけども、少しは丸くなったのかな。

でも、暴言吐けば吐くほど生徒は着いてきた。

なんともうれしい環境だった。

 

俺にとっては凄く大事だった場から離れるのは羽をもがれる感じ。

うん

辛いね。

でも、前に向かって進まないとな。

 

卒業生がいっぱいフェイスブックでコメントくれた。

泣いた・・・・

あるコメントで

「ここからだろ。
まだまだやれるだろ。
龍太かませよ!!」

 

こんなクソ生意気な生徒も俺にとっては宝。

●●ロス

という言葉が流行ってるけどもそうならないように気を付けないとな。

 

はい

俺、これから登り龍になります。

更に進化し自分の道を進みます。

 

俺ね正直これしかできないんで。

不器用なんでホント。

教えるの好きだし、何より生徒から沢山のエネルギーもらうのが好き。

 

今の俺は関わった今までのすべての人たちのお蔭で、こうして生きてるんだから。

だから、何かしらもっと発信して発信して人の心を少しでも元気にできる人間になる。

 

人生は歩んだだけ出会いと別れがある。

それを胸にしっかり刻み進んでいこうと思う。

 

ありがとう。

本当に!

そしてこれからも・・・

 

いつも心に太陽を!

 

村手龍太