龍街夜城にはフラッターという名前の技能が登場する。
 その内容は、背景に鳩が飛んだり、ガラスの破片が舞ったりするというもの。一見すると技能だかなんだかよく分からない技能だが、龍街夜城の雰囲気を表現する代表的な技能の一つである。

 しかし、映像界にフラッターなる用語は存在しない。
 そもそも鳩が飛ぶとか破片が舞うとかいう撮影法に特別な名称なんかついてない。システム製作時には色々と調べてみたが、結局それらしい名前は見つからなかった。
 あったとしても、普通に「スローモーション」となるだけだろう。
 ただし「スローモーション」という名前は採用したくなかった。この系統はルーツは「タイムスライス」の採用から始まっており、独特で広く知られていないものから採用したかったからだ。

それっぽい擬音の英単語を電子辞典から調べていたら、flutterなる単語が見つかった。
flutterは次のような意味を持つ。
 「(旗が)はためく」
 「(鳥などが)羽ばたきする」
 「(蝶などが)ヒラヒラ跳ぶ」
また、flutter kickで「バタ足」となる。
「丁度いいじゃん」と、この名を採用したのが「フラッター」の由来である。