昨晩は、第21回目となるワンダフルエイジング研究会がありました。本研究会は、「アンチエイジング」の最前線を学び、 アンチエイジング医学に基づいたアンチエイジングビジネスを考える研究会であり、参加資格は“アンチエイジングに興味のある人すべて”であります。
参加者は、ドクター(医科・歯科)が1割、コメディカルが3割、企業関係が2割、マスコミ関係が1割、一般が3割くらいの比率になっています。
昨日のテーマは、『アンチエイジング医療最前線~点滴療法から再生医療まで~』
講演1.「酸化療法の実際と再生医療のこれから」 森田祐二先生
講演2.「アンチエイジング医療におけるプラセンタ注射療法」 日比野佐和子先生
講演3.「新しいがん治療とアンチエイジング医療の接点~免疫療法と高濃度ビタミンC点滴療法~」 青木晃
でした、
ここで、「酸化療法?抗酸化療法じゃないの?」と思った方もいらっしゃるのでは?
酸化療法とは、適度な酸化ストレスを生体に与えることで、逆に体内に持つ潜在的な抗酸化能を最大限に引き出そうという考えに基づく療法です。
血液クレンジング療法 (=オゾン療法)などがそれにあたります。
自己血に酸素毒(活性の高い酸素)であるオゾンを混入させ、一種の酸化ストレスを与えます。すると、それに対するホルミシス効果(=生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用)が発揮される。最近、話題の低線量の放射線被ばくはかえって体にいいんだという放射線ホルミシス仮説でも話題のホルミシスですね。
実は、私が話した高濃度ビタミンC点滴療法も、酸化療法のひとつなのです。ビタミンCというと、抗酸化物質の代名詞的ビタミンですが、このビタミンCを大量に血管内投与(点滴注射)すると、体内ではビタミンCが酸化反応を起こすのです。
ビタミンCは2つの電子を持っています。この電子を受け取った側は還元され、ビタミンCはDHA(酸化型ビタミンC)へと酸化されます(DHAは腎臓から排泄される)。
Fe3+ → Fe2+
ビタミンC → DHA(酸化型ビタミンC)
上記の反応においては3価の鉄を2価の鉄にビタミンCが還元していることになります。そして還元された鉄イオンが酸素と反応して酸化され、この酸化プロセスにおいて、活性酸素の一種である過酸化水素が発生します。
この過酸化水素ががんのみを攻撃してくれるという特性を利用したのが、がん治療における「高濃度ビタミンC点滴療法」なのです。
その点で、オゾン療法と高濃度ビタミンC点滴療法は同じ、酸化療法に分類されるのですね。
さて、研究会の後は、恒例の懇親会&情報交換会。
白澤卓二教授と伊達友美先生
演者の日比野佐和子先生(右)と相変わらず信じられないくらいの若さの白河三來さん(私よりもお姉さんです!)

