現段階における健康に対する医学的見解は様々です。
“福島第一原発で損傷した原子炉の制御がこのまま維持されるのならば、どんな人においても健康への大きな影響はないだろう。(フィンランド 放射線・原子力安全センター ユッカ・ラークソネン所長)”
“『安全な被ばく量』などというものは存在しない。例え微量であっても被ばくが原因で何らかの疾患が発症する確率は上がっている。今回の福島第一原発の事故によって、がんなどの病気の患者が生まれることは疑いようがない。(フランス 原子力政策専門家 マイケル・シュナイダー氏)”
日本でも、T大の放射線科の先生方は当初から比較的楽観的な物言いで終始していましたが(どうやら色々な裏事情もあったようですが・・・)、最近になって批判が相次いでいます。まぁ、放射線医学というのは、放射線を医療として使う科でもありますので、その立ち位置は元々が微妙です。
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教や中部大学の武田邦彦教授らは、少なくとも3月11日以前と比べたら、将来に渡って考えた時、健康被害などの人体への悪影響がないわけがないというスタンスで語っています。
私もそう思います。
おそらく、真実は5年、10年、20年と経過しないと明らかにならないでしょう。しかし、現在、事実として明らかなことは、3月11日以前に比べ、無視しえない程度の放射能物質による汚染がこの日本で起こったこと。こういう時、子どものことを考えれば、最悪のケースを想定して対処していくのが親の義務であると思います。
低線量率被ばくによる健康被害は当たりたくない宝くじと同じです。
3月11日以前は誰にも配られていなかったくじが、強制的に配られてしまいました。このくじは、μSv/時間やmSv/年、ベクレル/平方cmという数字が高いところにはたくさん配られてしまう。原発に近い福島の人たちにはたくさん配られているわけです。九州・沖縄の人や北海道の人にはあまり配られていないのですが、東京にはある程度配られてしまった。。。
日ごろの対策を疎かにしていると、気を付けている人に比べて配られる回数が多くなっていく。そして、何年か経ったところでいきなり当たりくじが発表(がんなどの病気が発症)されるわけです。
私自身は、少なくとも、「小さな子どもたちにとっては、安全な放射線許容量などない」と考えています。