日本健康医療学会の健康医療コーディネーター研修会では、医科の講義ばかりでなく、半分は歯科の講義があります。


今日の朝9時15分からは、昭和大学歯学部歯科保存学教授の久光久先生による『口腔の機能と全身の健康』という講義がありました。


久光先生の講義の中で、印象深いお話がありました。以下がその内容の要約になります。


Harvard Medical Schoolでは、「Living To 100 」という書を出していて、その中で百寿者になるための要件として10の項目を挙げています。


1.禁煙

2.毎日、心身ともにごきげんに(活動的に)生きる

3.全粒穀物、野菜、果物をしっかり食べ、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸といった悪い脂質は摂らないようにし、代わりに一価あるいは多価の不飽和脂肪酸を摂るようにする

4.マルチビタミンを摂り、特にカルシウムとビタミンDをしっかり摂ること

5.健康体重と健康的なボディーシェイプを維持すること

6.精神をかきたてる

7.社会的なネットワークを構築すること

8.予防医療のガイドラインに基づき、良好な視力、聴力、健康状態を維持するように努める

9.デンタルフロスや歯磨きの習慣をしっかり持ち、歯科医による定期的なチェックを怠らないように

10.主治医と自身の健康状態について何らかの医学的介入が必要か否かをしっかりと検討すること


ここで、注目なのは、9.!


歯科的なケアがないとアンチエイジャーにはなれないことが明記されています。特に、日々の歯磨きは歯ブラシだけでなく、デンタルフロスを使うことが重要であると。


アメリカ国民の6割がフロスを日常使いしているのに対し、日本ではその普及率は15%に過ぎないそうです。歯間の歯垢はフロスや歯間ブラシを使わないとダメだということを強調されていました。


久光先生は、「キレイな歯並びと歯そのものの美しさは身だしなみのひとつ」とも仰っていました。歯列矯正やホワイトニングをするようなレベルにあれば、虫歯や歯周病がないのは当然です。それだけ歯科医の介入がある証拠ともいえます。


う~ん。。。ここでも、見た目から入るアンチエイジングの概念が!女性の寿命が男性よりも長いのは仕方ないのかもしれません。


あっ、それから、喫煙が歯周病を憎悪させる危険因子のひとつだってことも強調されていました。


私達医科ドクターは結構、歯科のこと知らないので、この研修会はとても勉強になります。医科ドクターにもお勧めです!