昨日の続きです。ワコールさんは「ワコール人間科学研究所 」というスゴイ研究所を1964年から持っています。この研究所誕生以来45年間もの長きに渡り、女性のからだのエイジング変化を研究し続けてこられました。その数、のべにして4万人超!人体計測開始当時20歳だった女性は、現在65歳!ということですね。この研究成果からわかった『ずっとキレイでいるためのポイント』とは?
まずは、エイジングによる体型変化の真実について、1950年代生まれの女性のボディサイズの経時的変化を示したグラフです。
これを見ると、女性は20代後半で最もスリムなボディラインでいることがわかります。30代以降はどんどんと太くなる一方…そして、25年間経つと、平均して、ウェストは10cm太くなり、お腹周りはなんとバストと同じ太さにまで!体重は25年間で5kg増です。
1.バストの下垂
2.お腹が出る
3.ウェストのくびれがなくなる
4.ウェスト位→骨盤上部にかけて脂肪が付く
5.ヒップが下垂する
すべての人が、同じ順序(ステップ)で体型変化していくのも確認されたそうです。
バストは、加齢変化しないでいることが難しい!そうだったのかぁ~。
なぜ、ヒップはまだましなのか?
それは、歩くからです。1日全く歩かない人はまずいないでしょう。歩くことで、殿筋が使われそこそこはヒップアップ効果が得られる。しかし、バストそのものの本体は、乳腺と脂肪組織とそれらを支持するクーパー靭帯、結合組織です。大胸筋を鍛えてもバストの下垂は防げません(胸板が少し厚くなるだけ!)。
悲しいのは、「エイジングが進行した段階から、前の状態に戻った人はいない」という結果ですね。。。
すなわち、出来るだけ、加齢変化を食い止める(=エイジングのスピードをゆっくりにコントロールする=加齢制御)ことにつきるのです。これぞ、私が常に提唱しているエイジングコントロールに他なりません!
そして、この研究のさらに深いところは、単にボディラインの経年的変化を追っただけでなく、体型を維持出来ていた女性たちの背景を分析したことです。
20代から50代までの30年間、100名の追跡の中、体型変化が小さく、20歳頃の体型を維持できていた人が25%いたそうです。その「ずっとキレイでいる」ことが出来た女性たちの運動能力や、生活行動様式を分析したところ…
1.体組成検査で、体脂肪量が少ない
2.筋持久力があり、疲れにくい
3.良好な睡眠を取れている
4.ストレスマネージメントが上手い
5.生活習慣病およびその予備群でない
6.積極的で美に対してのモチベーションが強い
というような背景がつかめたそうです。
1.運動:活動的な日常生活
2.食事:暴飲暴食せず、バランスのいい食生活(アルコールはほどほどに飲んでいる)
3.下着:ジャストフィットした下着を選んで着けていた
という結果が得られたとのことでした。因みに平均的あるいはそれ以上に大きな体型変化をきたしてしまった人たちは、概して「楽さ」を求める傾向があったと…
結論!
加齢による体型変化が小さい(若々しさを維持できた)人は、
健康的で、良い食生活習慣を持ち、日常生活においてイキイキと暮らすコツを自分なりに実行していた
これって、いつも言っているアンチエイジングの3本柱
食
運動
生きがい
に他ならないじゃないですか!
アンチエイジング医学でこれから実証を取ろうとしている仮説が、もうすでに、ある部分で実証されたというスゴイことですよ、これは !!
抗加齢医学的には、もう少し先まで、「こういった生活をしていた人は結果、健康長寿であった」という結論まで取りたいわけです(エンドポイントを、「健康長寿」に置くか、「若々しい体型維持」に置くかという違いだけ)。
やっぱり、外科的介入のないダイエットやアンチエイジングに王道など無いのです。





