3月17日の『代替補完医療のトリック』に関しての記事は、反響が大きかったようです。
ひとつ、ふたつ、付け加えておきたいと思ったことがあるので、追記を。。。
代替補完医療は、科学の進歩したこの現代文明社会にこそ、必要なものだと考えています。
が、しかし、
現代西洋医学(というより、純粋な科学)とは立ち位置が違う医療(もちろん、最低限の医学をベースにしているべき)であるという側面を施術者側はもちろん、受ける受診者もよく、理解したうえで利用すべきです。
バランスが重要なのです。
結核は抗結核薬があることで助かる人が確かにいます。
初期の胃癌であれば、手術はとても有効な治療方法です。
喘息の根本治療は、代替補完医療で行うと根本治癒するものがあることも理解していますが、もし、重積発作を起こしていた場合には、現代西洋医学で救命することが必須です。
私自身(家族も含め)、いらない予防接種は打ちません(新型インフルの予防接種、打ちませんでした)。
家には、漢方はもちろん、ドイツのホメオパシー製剤がおいてあるし、アロマも日常です。
私は、セラピストさんによる“手当て”こそが、自身のアンチエイジングのひとつの柱になっているとも思っています。
前の日記記事にも書いたように、カイロの上手な先生にも時々、リセットしてもらっています。
要は、両者の特徴を知り、それぞれの長所と短所を理解した上で、バランス良く使い分けることだと思っています。経済的な背景(個人~国家財政まで)も含めて考えないといけません。
それが真の統合医療です。
ホリスティック(全人的)でないと、人間は診られません。それは私の医師としてのモットーでもあります。だから、統合医療による抗加齢医学をこの手で構築していきたいのです。私の夢でもあります。
そして、「医療は医学に支えられいているが、単なるデジタルな科学ではないし、医学と医療は同じではない」というのが、私の考え方です。
エビデンス重視で、真の意味での心あるホリスティック医療でなくなっている、今の日本保険医療制度そのものの問題も大きいのですが…代替補完医療の従事者も、独りよがりであってはならない。やはり、バランスなんだと思います。
カロリー制限(CR)と長寿遺伝子(サーツー遺伝子)の研究で知られるレオナルド・ガランテ博士がうちの白澤卓二教授との対談
の最後でこういう会話をされていたのが印象的です。
白「それでは博士、21世紀に生きる私たち全人類へ一言、メッセージをお願いします」
ガ「(色紙に書きながら)バランス!これにつきるでしょう」
ガランテ教授も白澤教授もそうですが、本当に優秀な科学者(医者)は、決して単純に代替医療を否定したりはしていません。
超一流の先生方が私生活では、エビデンスの出ていないことを、結構真剣にやってたりする(笑)のを見かけます。
ブログで紹介した本(『代替補完医療のトリック』)は、確かに科学的な分析に終始している点で、バランスが悪いとは思いますが、お互いが謙虚に双方のスタンスや言い分を理解してこそ、新たな一歩が始まるのだとも思っています。
私はこれからも、バランスを大切にホリスティックな医療の実践を心がけていくつもりです。