糖尿病専門のクリニックや病院にも自ら出向き、色々な先生方の糖尿病教室を聴いて回りました。そうして得られた結論が、「患者さんや家族の目線ではなく、無味乾燥な医学的なセオリーを大上段から説いているだけ」、「実践できない、あるいは継続し難い、紋切り型の生活習慣指導に終始している」、「医者が上から下に向かって行うNG的指導が多い」、「“糖尿病にならないように”、“糖尿病を悪化させないように”というネガティブな方向に落ちていかないようにという考え方に立つ指導である」 、、、
わかりやすく言うと、「難しい医学用語の解説が中心で、患者さんはわかったふりをして聞いている」、「カロリー制限、間食禁止、禁酒、禁煙など、今の生活を制限することを強要する」、「エレベーター、エスカレーターを使わずに1日1万歩、一駅分前で降りて歩いてみるというような、楽チン生活に逆らう日常を強要する」、「ストレス解消には休養が大切など、休むことが難しい環境で働いている人に出来ないことを強要する」。結局医師という立場からものを言うだけで、それは単なる医学という無味乾燥なフィールドの常識を、現代という環境に生きている生身の人間に押し付けているだけなのです。
これは、私が以前このブログに書いたこと(9月25日の『みのもんたに勝てるのか?』)ですが、医師という立場でものを考えたり、言うことが必ずしも正しい方法ではないのではないか?とこの頃から考え始めたのです。