今日、「笑っていいとも!増刊号」の収録のために新宿のスタジオアルタに行って来ました。そこで聞いたのですが、なんでも先日の「発掘!あるある大事典Ⅱ」で、「食べてヤセる!!! 食材Xの新事実」という特集をやったそうですね。
そして、その食材というのが納豆だったらしく、今、何処のスーパーに行っても「納豆売り切れ」続出とのこと。今回のテーマのベース理論は、アンチエジングのスーパーホルモンといわれるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)がダイエットに効果があるというのがわかったということにあります。しかし、「DHEAにダイエット効果があるのではないか」ということは、実はかなり前からアメリカのいくつかの研究では言われてきていたことです。
う~ん、、、しかしながら、このDHEA。私もアンチエイジングクリニックで結構処方していますし、私自身も取っているのですが、これがそれほど顕著なダイエット効果が見られないんですね~。まず、私自身はさっぱりです。太りやすい体質なのでダイエットは自分自身も常に意識しています。DHEAを今一日25mg取っていて、血中のDHEA-s値も結構なレベルにしていますが、これで痩せたなんてことはありません。
うちのクリニックに通われている方々でDHEAを使っている人でも明らかなダイエット効果を自覚している人は残念ながら、ほとんどいません。知り合いのある先生はDHEA処方により、痩せてきた患者さんもいると仰っていましたが、どうやら確実なダイエット効果は今のところ?のようです。
また、番組のHPを見るとDHEAの代謝アップ作用と脂肪燃焼作用に注目しているようです。しかし、昨日の「恐怖の食卓」でも紹介したように、ダイエットはその人の太った要因、痩せない原因を究明して、その弱点を補強するようなダイエット方法を選ばないといけないのです。
DHEAは元々代謝レベルの良い人(=若い人)や、運動嫌いの人(=脂肪を燃焼させることがほとんどない人)には効果がないと言えます。百歩譲って、DHEAが効く人は40歳以上で代謝が悪くなるような日常生活をおくっている人には効くかもしれません。
あと、本当に納豆を一日2パック以上取るとDHEAが増えるのでしょうか?番組内では実験前のDHEA-s値は公表していますが、納豆摂取後のデータを出していません。。。普通、上がっているなら出しますよね?おそらく、納豆を食べたくらいではDHEAのレベルは上がらないでしょう。
それでは番組内のモニターの人達はなぜ、痩せたのか?もし、本当に痩せたのならば、私はDHEAの作用というよりは納豆そのものの栄養素の力ではないかと思っています。納豆の大豆レシチン、大豆イソフラボン、ビタミンB群、ビタミンE、カルシウム、食物酵素、食物繊維など、普段の食生活に問題のある現代人(コンビニ食、インスタント食品、悪い油を使った食品、野菜不足)には、こういった昔からの素の食材を上手く組み合わせることで、栄養素不足、酵素・補酵素不足をカバー出来る可能性があります。
DHEAなどという今風なホルモンのお蔭などではなく、古来から日本人が食べていた食材の単純なパワーの力が関与しているのでは?と、私は思ったのですが…