ラテン語の学習に際して以前から懸案だったことがある。それは、パソコンでラテン語を扱う場合、マクロン(長音記号)が実質的につけられないのだ。


「実質的に」というところが、ポイントで、実はつけようと思えば、つけられなくもなかった。マオリ語のキーボードをつかえば、十分に打つことができるのだ。


 ただし、私は当初はマオリ語のキーボードを使ったこともあるけれど、途中で使うことをやめてしまった。その理由は、マクロンのデットキーの位置に不満があること(ノートパソコンで一番左上のキー)、そして、アルファベットは別にしても、?やコロンなどの記号の位置が、ほかのヨーロッパ系統の言語のものとえらく異なっていたから、という2つの技術的な理由による。また、あくまでもマクロンは学習の便宜上に使うものであって、実際に書くときには使われない、という正書法の観点からも、それほどマクロンをつけることにこだわる必要もないなぁ、とあきらめてもいた。


 ところが、今回Wordの2010を使っていて、ロシア語のアクセント記号を付けるよ要領とまったく同じ要領でアクセント記号を付けることができることを発見した。要は、結合音節符からマクロンを選択して挿入すればよいのだ。


 ただし、この方法には、考慮しておかなければならない2つのファクターがある。1つは、フォントをTimes and New Romanにしておかなければ、マクロンとほかの文字との間に余計なスペースができてしまう、ということ。

 そしてもう1つは、ショートカットキーを割り当ててバンバン使う場合、ショートカットであるがゆえに、エクセルではマクロンの表示は相変わらず、難しい、ということである。


  何はともあれ、これでだいぶラテン語の学習はしやすくなった。