インターネット上での被害拡大が深刻化している児童ポルノへの対策を進める警察庁は21日午前、東京都内で都道府県警の少年課長らを集めた会議を開き、安藤隆春長官が「悪質な事業者に対しては厳しく責任追及を」と呼びかけた。

 児童ポルノをめぐっては、ネット上での拡散を防ぐために、政府が掲載サイトへの接続を強制的に遮断する「ブロッキング」の導入を検討。接続業者などの業界団体も、今年度中の自主的な実施を視野に議論している。

 安藤長官は、少女らのわいせつ画像など児童ポルノの掲載が確認された場合には、事業者への削除要請を徹底するよう指示。また、「(児童ポルノは)一度ネット上に流出すれば、被害児童は将来にわたって精神的苦痛を受け続ける」として、改めて取り締まり強化を求めた。

 また、安藤長官は続発する児童虐待についても言及。立ち入り調査や一時保護を児童相談所に働き掛けたり、積極的に事件化するなど、被害児童の安全を最優先して対応するよう要請した。

【関連記事】
「漫画児童ポルノ規制」条例へ否定的意見が9割
P2P観測システムで特定 児童ポルノ所持容疑で逮捕
「若い子に興味」17歳少女買春容疑で山梨県忍野村の職員逮捕
18歳未満にみえるキャラ=「非実在青少年」?
非出会い系サイトでも児童・生徒の犯罪被害急増
中国が優等生路線に?

見当たり捜査員 指名手配500人を追って雑踏に(毎日新聞)
葵祭 王朝絵巻さながら…都大路を練り歩く(毎日新聞)
京王線で人身事故、ダイヤに乱れ(読売新聞)
日韓外相会談、哨戒艦沈没で連携確認 岡田外相、竹島では「抑制を」(産経新聞)
<普天間移設>首相への期待捨てず 「県外」と言った初のリーダー 県民抗議も感情複雑(毎日新聞)