2019年8月24日(土;老々介護232日目)

(2020年度学士入学試験まで154日前)

 

今日は、上智大学で開催された第6回トータルペイン緩和医療研究会に参加した。

招待講演が樋野興夫先生で、がん哲学外来カフェのスタッフの仲間も数人きていた。

総参加者は400人以上。

そして、情報交換会(懇親会)まで出席した。

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https://www.juntendo.ac.jp/graduate/laboratory/labo/lecture/l_458.html

 

樋野先生の講演は『種を蒔く人になりなさい~困っている人と、一緒に困ってくれる人~』でした。

 

樋野先生は、毎回、同じスライド、おなじみのお話しだ。しかし、私は8年間くらいはこのお話しを聞いているが、

未だに、なぜか何回同じ話を聞いても、面白い、考えさせられると感じるのだろか?それが「哲学」だからでしょうか?

それもスピリチュアル・ペインに関わるテーマだからでしょうか?

 

座長は、上智大学グリーフケア研究所所長(東京大学の元宗教学宗教史学科教授)の島薗進先生でした。

★島薗進先生は、私の神学校(宗教史授業及び実践神学博士論文審査)及び大学院修士(死生学)の恩師(宗教史学)である黒川知文先生の文学博士(東大)論文を審査された先生でもあり、不思議なご縁です。ということは私は孫弟子?とはいえ、島薗先生は未だ70歳で若い!)

先月、島薗進先生の著書『大学4年間の宗教学が10時間でざっと学べる』KADKKAWA,2019を購入していたので、懇親会でそのこともお話しした。

上智大学グリーフケア公開講座には1年半ほど通って学んだので、そしていつも最前列の席で聴講していた。その他、諸研究会の懇親会でも島薗先生とお話ししていたので、顔は覚えていただいている。「久しぶり!」と言ってくださった。それで、「1年半前に会社退職時に東大宗教学科の学士入学試験を受験して落ちました。今年は受験日直前に父が圧迫骨折で倒れ、父の介護で受験を断念し受験日は欠席しました。でもまた受験しようと勉強は続けています。」とお話ししたら、「勉強がすきだねぇ。今何歳?」「66歳」「東大では70歳代でも学んでいる人、学位を取る人もいる。頑張れ!」と言ってくださった。それでまたモチベーションが上がってきた。単純な人間だなぁと自分自身に言い聞かせた。

 

懇親会では、ゲストとして救世軍清瀬病院長の稲葉先生がスピーチされた後、突然、稲葉先生からスピーチを指名された。人生初めての懇親会での指名スピーチをした。当然、「がん哲学外来メディカル・カフェ」のPRです。

 

スピーチの後、二組の方から声をかけられた。一組は中国人のお医者さんで順天堂で緩和医療を研究しておられる女性でチャプレンの仕事についての質問。もう一人は神戸で「がん哲学外来カフェ」に参加していて最近東京に転勤になった男性で、がん哲学外来カフェを紹介して欲しいとのこと。お二人には「がん哲学外来カフェ」のボランティア名刺を差し上げた。樋野先生の前で、「がん哲学外来カフェ」宣伝係の役割を果たせた。

 

帰宅時は、上智大学の懇親会会場(2号館5階)から稲葉先生と島薗先生と新宿までご一緒してお話しできて感謝でした。

 

◆今日の午後出かけるので、昼食を早めに11時45分に食べられるように準備した。父(93)と長男、長女と私の4人分のハヤシライスを作った。<妻は朝は9時から合唱団の全日練習に出かけている>そして、食器の片づけと父の水筒にお茶を満たして、父にはしばらく一人でお留守番をお願いして、上智大学に出かけました。

今日も優先順位は何かを考えた一日でした。これが自己スピリチュアルケアでもあります。皆がしあわせ(仕合せ)になりますように。

いい思い出作りの一日でした。