叔父の容態が変わったので
そろそろ覚悟した方がいいかも
と、叔母から連絡がきた。
ぼくは、とっくに覚悟できていると思っているのだけども
身体からは、力が抜け
思考力が落ち、仕事がうまくこなせなくなった。
叔父は、ぼくの育ての親みたいなもので
心のアルバムには数え切れない想い出があり
亡くなるという覚悟をしていたつもりが
わりかし出来ていないようだ。
説明しづらいのだけれども
僕は2つの家族に育てられたようなものだ。
捉えようによっては
幸せなことかもしれない。
ただ、こちらの家はA
こちらの家ではB
というふうに、答えが違うことが多々あり
小学生の僕は戸惑っていた。
ぼくの思春期は
ちゅうぶらりん。
僕は、友達に助けてもらった。
それにしても
死を待つというのも
辛いものだ。
日曜日に行くけど
顔を見せることしかできない。