食べもので健康な心と身体を作る予防内科医の関由佳です。

前回に引き続き、今年の夏に滞在したフィンドホーンのお話です。

Experience Weekを終える頃、まだフィンドホーンについて消化不良だった私は滞在を延期することにしました。ただ、次のステップとなるBe in Communityというプログラムはまだ2週間先なので、そのままビレッジの宿に滞在しながらワークショップに参加しようかなと考えました。ところが、どの宿も全く空きがなかったり、メールをしても返事がなかったりで全然決まらなく、困っていたところ、財団が運営しているErraidという島があることを知りました。でもそこはフィンドホーンからさらにフェリーを乗り継ぎ片道6時間もかかるところ!!!正直行くか悩み、カードを引いてみると、ビレッジに残ってワークショップに出るのはChallengeのカード、ErraidはJoyのカードが出ました。今年のテーマは何もしないだったので、Joyを選びました。すると前日にもかかわらず、あっさり滞在OKの返事とバスの手配も間に合い、あっという間にErraidに行くことが決まりました。

フェリーを2回乗り継ぎ、6時間かけてようやく着いたところでIona島とErraid島へいく人に分かれるのですが、もちろんErraid島へは私1人。しかも島にはこの小さな船でしか行けません。えらいとこに来ちゃったなーと思いました笑 
Erraid島はオランダ人の家族が所有していて、夏休みの間だけ滞在するのですが、それ以外はフィンドホーン財団が管理運営しています。もちろん島にはお店はありませんし、住民もフィンドホーンのスタッフ4人と羊飼いの一家と、私のようなゲストだけ。トータルで10人程度しかいない島です。
でも大きなオーガニックファームがあり、新鮮な野菜やハーブは食べ放題!ニワトリもいるので新鮮な卵も食べることができます。滞在の仕方はゲストとして自由に過ごす方法と、Love in Actionをしてワークする方法が選べます。私は料理がしたかったのでLove in Actionを選びました。
奥に見えるのがゲストハウス。建物は基本ここだけ。その目の前には広ーいオーガニックファームが広がっています。トイレはコンポストトイレで、畑や掃除につかう水は雨水を使います。
Erraidは店など文化的なものは何もないけれど、美しい自然は豊富にあります。美しいビーチや昔は海賊がいたのかな?と思うような入り組んだ洞窟など冒険好きにはたまらない環境です。島についた次の日、スタッフのメンバーが島ツアーに連れて行ってくれました。
絶妙なバランスで挟まっているHanging rockは名所のひとつ。下からみるためにロープを使って降りていきます。こういうアウトドアなことするのも久しぶりでテンション上がりました☺️
こちらは宿の中のキッチン。朝食は自分たちで用意します。
部屋に暖炉があり、私はこの暖炉の火を眺めてボーッとするのが何よりのお気に入りの時間でした☺️
Erraidでの生活では、朝の瞑想やLove in Actionの合間のティータイム、夕方の瞑想、夕食などの時間をベルで知らせます。そんな所も癒されます☺️
食事は穀物や豆類、トマト缶などのストックは年に2回補充され、それ以外は自然界からとれる魚や野菜が中心。チーズやバターは冷凍保存されていました。
私が担当した日のピザ🍕味噌ピザが海外の人にも好評でした☺️
Erraidではフィンドホーンよりのんびりしていて、ゲストハウスのペイントをしたり、畑で野菜を収穫したり、料理をして過ごしていました。その時間が何より幸せで本当に豊かな時間で、ある時、ふと料理をしながら、あー今めっちゃ幸せー☺️ 幸せって何か物があるから得られるんじゃなくて、何もなくても、たった今、自分が感じれることなんだなぁと思いました。
そして私にとっての幸せはやっぱり大好きな人たちのために料理をして、それを美味しい!と食べてくれる顔をみることなんだなぁと改めて実感しました。偶然目の前に広がっていた光景は、まさに私が理想としていたオーガニックファームとそれを使って料理をして、自然を愛する、色んな国々の仲間達と食べる光景でした。
これまでの私はこういうのが理想!となると、じゃあそれを叶えるためにはまずはお金を貯めて、留学して、結婚して笑、、、と5%しかない顕在意識であれこれ方法を考えて行動していました。でも、実は本当に叶えたいことってすでに目の前にあって、でも顕在意識で考えた方法とはちょっと違う方法だから最初気づかない。潜在意識はそれを遥かに超える思わぬ方法で、しかも簡単に無意識に楽しく予想外に実現させてしまう。そう思うと、たった今目の前にある出来事全てが実は完全でそれ以上ないほど完璧なもので、自分の意識が創り出しているんだなぁ、今までの顕在意識に任せるコントロールではなくて、潜在意識の自動運転に任せても大丈夫なんだという実感と安心感が湧いてきました。Erraid島での一番の収穫はそのことに気づけたことでした。


また気が向いたらフィンドホーンについて書こうと思いますが、一旦ここまで。
2019年もみなさまブログを読んでくださってありがとうございました☺️

2020年もどうぞ宜しくお願いします❤️