副腎疲労がある場合、副腎をサポートしながら、副腎のストレスとなっている原因を取り除いていくことが大切です。

副腎をサポートするためにコルチゾールを一時的に補充することはありますが、根本となる原因を改善しないで薬だけに頼ると副腎はますます自分で分泌できなくなります。



アドレナルファティーグで一番必要なのはまずは休息です。


私の場合もそうですが、ある程度コルチゾールを分泌出来ているもしくは過剰に分泌しているときはむしろ動けてしまうのです。

ですから、なるべく早く気が付いて、無理をしすぎないスケジュール管理と自分が思うよりも多めの休息とることが重要なのです。おそらく、平気だと思っていても、いつも疲れやすかったり、睡眠が浅くなる、食欲がなくなる、風邪をひきやすいなど、今までとは違うという何らかのサインは出ていますので身体の声を見逃さないようにしてください。

周りを比べて、自分は怠けているのではないか、他の人はもっと頑張っている、自分はもっと出来るはず、、、そんな方はアドレナルファティーグになりやすいタイプなのでご注意を。

自分のことを守れるのは自分ですので、周りと比べずに自分にフォーカスしてください。
スケジュールは詰め込まないで6割くらいにしておくくらいの余裕がある方がいいですね。



次に大切なのは食事、食べ物です。

まず副腎に負担となるものをなるべく減らしていきます。

具体的には、カフェインやアルコール、精製された高炭水化物食品です。

カフェインは一時的には疲労を回復させてくれますが、過剰摂取は副腎を無駄に働かせ負担となります。カフェインはコーヒー以外にもお茶や紅茶、烏龍茶、コーラ、チョコレート、栄養ドリンクなどに含まれています。

アルコールは適量はストレス発散になりますが、副腎疲労のひとは他の有害物質の解毒能力も低下しているので摂りすぎると解毒しきれず副腎だけでなく他の臓器へも負担がかかります。



副腎は血糖値コントロールにも関わります。

砂糖や精製された高炭水化物の食品は血糖値を急上昇させて、膵臓からインスリンをいうホルモンを分泌します。このインスリンは副腎のコルチゾールと逆の動きをしますので、インスリンの分泌が過剰になることでコルチゾールの分泌は抑制させてしまいます。

とくに朝、コルチゾールを分泌しないといけないときに、血糖値を急上昇させてしまうとコルチゾールの分泌がさらに抑制されてしまい、副腎疲労の症状が悪化してしまいます。

ですので朝食にはなるべく糖分の多い食品よりもタンパク質や脂質、食物繊維をとるようにしましょう。

ただし!副腎疲労のかたは血糖値を保つためのコルチゾールは全体的に低下しているので低血糖症状を起こしやすいので糖質制限はしないように。
血糖値コントロールと極端な糖質制限は全く意味が違います。

血糖値コントロールのためにおすすめしている食事法が

①まず両手の平1杯分の緑黄色野菜を含む糖質の低い野菜を食べる。
②手の平1枚分のタンパク質の多い食材を食べる。
③最後にグーのサイズの穀物、果物、トウモロコシやイモ類など糖質の高い野菜を食べる。

という方法です。




アドレナルファティーグの回復に必要な栄養素は

ビタミンC、ビタミンB群、マグネシウム、亜鉛、鉄分などなど。



他には
副腎抽出成分やDHEAなどで副腎をサポートしていきます。



次回は根本の原因のひとつとなる有害ミネラルについて説明していきます。