私の治療法(現在進行形)については後程まとめてシリーズでお伝えしたいので、まず一般的な副腎疲労に関する検査法や治療法をお話したいと思います。


今日は副腎疲労の診断方法についてお話します。

私も自覚症状として精神的なものやチェックリストもほとんど該当するものがなかったので検査によって副腎疲労であることが分かりました。






以前、コルチゾールというホルモンの日内変動についてはお話しました。
詳しくはこちら⇒コルチゾールの日内変動


副腎疲労はこの日内変動やコルチゾールの分泌量により診断します。

日内変動を調べるには1日4回計測する必要があります。
そのため、唾液による自宅での検査になります。





※図はhttp://rootcause.jp/より

図のブルーの範囲が正常範囲ですが、副腎疲労があると黒い線のように日内変動がほとんどなく、全体的な分泌量も低下してしまいます。



段階によって朝の分泌量は保たれていても日中~夜間にかけて低下するパターンや、朝のピーク値が昼ごろにずれていて夜間にかけて下がりきらず、夜興奮して眠れなくなるパターンなどがあります。


昼夜逆転の生活や夜型のひとはコルチゾールのピーク値がずれている可能性が高いです。



唾液検査は結果が出るまでに2週間~1か月ほどかかります。


まずはこちらのチェックリストで副腎疲労があるか簡単にチェックすることができます。



□朝起きるのがつらい。

□熟睡できず、朝目が覚めても疲れがとれていない。

□甘いものや塩分が濃いもの(しょっぱいもの)が好き。

□エネルギーが不足している感じがする。元気が出ず、だるい。

□今までで来ていた日常的なことをやるのに一苦労する。

□性への興味が低下している。性欲がない。

□ストレスにうまく対処できない。小さなことでもイライラし人に八つ当たりしてしまう。

□風や呼吸器の感染症に罹りやすい。罹ってもなかなか治らない。ぶつけた傷も治りにくい。

□気持ちが落ち込む。うつっぽい感じがする。

□人生に何の意味も見いだせない。楽しいことがない。

□PMS(月経前症候群)が悪化している。
月経の始まる数日前から、腹痛・頭痛・肩こり・むくみ・便秘・下痢・眠気・気分の落ち込みなどが激しくなる。
これらの症状は月経がはじまると軽快する。

□コーヒーやコーラなどのカフェインの入った飲み物やチョコレートを口にしないとやる気が出ない。

□ボーっとすることが多い。集中力が低下した。

□物忘れをすることが多くなった。昼食に何を食べたか思い出せないほど記憶力が落ちた気がする。

□食事をスキップするとぐったりしてしまう。

□甘いものを食べると元気になるが、その後だるくなる。

□我慢が出来なくなり、急にきれてしまう。

□夕食後の午後6時以降になると少しずつ元気になってくる。


― 本間良子先生著「しつこい疲れは副腎疲労が原因だった」より引用 ―




※これらの項目のうち3項目以上当てはまる場合は、「副腎疲労」の可能性があります。
※あてはまるからといって、必ずしもこれだけで「副腎疲労」と診断できるわけではありません。専門医に相談されることをお勧めします。




では副腎疲労の治療法についてはまた次回お話します。