※https://draxe.com/4-steps-to-heal-leaky-gut-and-autoimmune-disease/より引用


リーキーガットをご存知でしょうか?

今、腸活が流行していますね。ではなぜ腸内環境が大切なのでしょうか。

それは腸が最大の排出器官であり、また消化吸収の場であるからです。

私たちの身体は食べたもの、消化吸収、代謝したもので出来ています。

食べただけでは、腸内環境が整っていなければ、身にはならないのです。

腸の表面積はテニスコート1枚分と言われています。皮膚の表面積が畳1畳分ですので比較するとそれだけ外界と接する面積が広いことが分かります。
腸は外の世界から内の世界を守る外壁の役割をしています。外壁の中では多くの免疫細胞が日々敵が来るか見張っています。身体の中の70~80%の免疫細胞が腸粘膜に配置されているのはそのためです。

今、この外壁が何らかの理由で誤作動を起こし、門がゆるゆるになってしまっていることがあります。
その状態をリーキーガットと言います。リーキーとは漏れる、ガットは腸という意味です。

本来、腸粘膜の細胞は図の左側のようにタイトジャンクションといい密に結合しています。

しかし腸内細菌のバランスが崩れ、カンジダ(真菌)や大腸菌などが増殖するとこの密な結合が緩んでしまいます。

その緩んだ細胞と細胞の間から有害な物質や未消化のタンパク質が入りやすくなります。

そうすると、粘膜の下で構えていた免疫細胞が反応し、IgGやIgAといった抗体という目印をつけます。

目印がついた有害物質や未消化のタンパク質などはそのまま血液で全身に運ばれて様々なところで蓄積し炎症を引き起こすと考えられています。その症状は蕁麻疹や下痢、便秘などの腹部症状、神経症状、皮膚症状、関節痛など多岐にわたります。

これがいわゆる遅延型フードアレルギーと呼ばれている状態です。

リーキーガットがあると免疫過剰な状態になりやすく、全身の炎症につながるのです。

ですから腸内環境を整えて、リーキーガットが改善すると、花粉症や喘息などのアレルギー症状も改善するということが起きるです。


腸内環境とアレルギー、慢性炎症は密接に関連してるのです。

慢性的な炎症や腸の炎症により入ってくる有害ミネラルは副腎へのストレスとなります。ですので副腎疲労の治療にはまず腸内環境を整えることが第一優先なのです。


ではこのリーキーガットを引き起こす原因のひとつであるカンジダ(真菌)について次回説明いたします。