先日私は兵庫県の病院でノンカーボ食について学んできました。
現在の糖質制限食の元祖といわれる荒木先生に直接お話を伺うことが出来、とても貴重な体験をしました。

荒木先生はハーバード大学で糖代謝の研究をされていました。
糖代謝は体内に取り込んだ糖をエネルギーに変える仕組みで生命を維持するための重要な働きです。
しかし、糖が増えすぎることで体内はインスリン抵抗性という状態になり、全身に悪影響を及ぼすようになります。
その典型例が体脂肪増加による肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症などです。
インスリンの働きが鈍くなり、糖の代謝が上手くいかず使われなかった糖は体脂肪として蓄積されます。
したがって、糖の摂取を控えればインスリン抵抗性も改善し、病気も治るという結論に至ったそうです。

現在荒木先生は兵庫県で『ノンカーボ食』の治療をされております。
2~3週間の入院で断糖することで糖尿病や脂質異常のみならず、うつ病や自律神経失調症、リウマチ疾患まで劇的に改善するそうです。



現代社会ではエアコンや自動車、家電の発達でますますカロリーを使わない省エネ時代になっています。
しかし食事は以前にもまして高カロリーになっていて、摂取エネルギーと消費エネルギーとの差がますます大きくなっています。

ライフスタイルは省エネになっているのになぜ食習慣は逆行してしまっているのでしょうかはてなマーク

その答えはどうやら脳にあるようですショック!


人間は満腹中枢や摂食中枢などの本能のほかに、美味しさという経験と学習による食欲があります。
そもそも美味しさというのは身体が要求するカロリーやミネラル、アミノ酸が多いものに感じやすい傾向にあります。
甘いケーキやアイスクリームはいくらでも食べれますが、ゴーヤや薬など苦いものはあまり食べれず食欲も起きませんね。

美味しいと感じるとき脳内ではドーパミンやβエンドルフィンという脳内物質が分泌されます。これはアヘンやモルヒネでも刺激され中毒性があります。ランナーズハイも同じです。
そのため“やめられない、とまらない”という状態になってしまうのですしょぼん

現代人は生まれながらにしてこの糖質中毒の状態にあります。
麻薬中毒から抜け出すのがそう簡単ではないように、糖質中毒から抜け出すにも相当な強い意思が必要になります。

しかも今の日本にはコンビニや外食など誘惑で溢れているのでなおさらです。


私は完全に糖質を避けることは現代社会では難しいと思います。
でも糖質の種類を選び、賢く糖質と付き合うことは可能ですニコニコ

具体的には血糖値を急激にあげるような精製された砂糖や白米、パン、麺類がメインとなるような食事を避けることです。

また、成分表示を上手に利用し、見えない糖質をなるべく摂らないことも大切です目

成分表の一番最初にくるものは最も多く含まれているものです。
したがって一番初めに砂糖、小麦粉、白米などが書いてある食べ物はなるべく選ばないようにしていますニコニコ

小さな積み重ねが大切なのです。


皆さまも上手に糖質と付き合い元気で楽しく過ごして下さいね音譜