残った乳がん細胞(みいさまより) | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
みぃさまから御相談です。

乳房のしこりに気付き受診。

2012年に乳房温存手術を受けました。

術後病理検査で浸潤性小葉癌と判り、
断端には非浸潤性乳管癌が数カ所見られました。

Grade 1 ER+ PgR+ Her2- とのでした。

担当医は、せっかく温存で残したので、
反対側の胸にも注意(小葉癌は両側性が高い為)しながら、
放射線治療とホルモン治療 (ゾラデックス・タモキシフェン両方)
をして経過観察をしましょうとおっしゃって下さっています。

浸潤性小葉癌は切除されたとは言え、
私の残った胸には非浸潤性乳管癌が散らばっている状態ですが、
全摘出の必要はないのでしょうか?

それともう一つ、もし、経過途中で運悪く
非浸潤が浸潤に変わってしまったら当然全摘出ですが、
放射線治療を受けてしまった場合、
再建が難しいとも聞いたことがあります。

出来れば、全摘出はしたくありませんが、
再建を考えるなら全摘出しかありませんか?

どうしたら良いか悩んでおります。

お忙しい中、申し訳ございません。


高橋です。

こんにちは。

御相談ありがとうございます。


一番大切なのはもちろん命ですが、

みぃさまの中では再建も大切なことのように思えます。


それならば、

再建手術を前提にお考えになっていることを

主治医の先生にお伝えし、

残存乳腺の全摘術をお願いする方がよいのではないでしょうか。



もちろん先生は、

「もう一度手術をしていただくのはおつらいだろうし

 何とか手術をしない方向で進めていきたい。」

と思っていらっしゃると思います。



それは主治医の先生の愛情です。


主治医の先生の御意見も大切、

でも何よりもみぃさま御自身のお気持ちを一番に

お考えになってくださいね。


おっしゃるとおり、

放射線治療をおこなうと皮膚と筋肉が炎症をおこし

再建手術が困難になります。


「遺残した乳管がんが心配で、

 しかも再発しても放射線治療後のため再建できない。」


そう思って暮らしていくよりも


「乳腺全摘をおこない、まずは局所再発の可能性を減らし、

 しかも今後再建手術も検討することができる。」

という方が、お気持ちも落ち着くのではないでしょうか。


これはひとつの御意見です。


最終的には主治医の先生と御相談の上、

決定していってくださいね。


全摘手術にも

乳房切除術と皮下乳腺全摘術がございます。


乳房切除は乳首も含めて切除する方法です。


皮下乳腺全摘は乳首を残して乳腺だけを全部摘出する方法です。


良く御相談くださいね。


ただし、くれぐれも主治医の先生に

「高橋がこうしたら良いって言ってた。」

とおっしゃらないで下さいね。


一気に主治医の先生との良好な関係が崩れる可能性がございます。


他の医師に相談するのを良しとしないかたが、いらっしゃいますからね。


主治医の先生は大丈夫だと思いますが、慎重にご対応をお願いいたします。


これからも応援しています。




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