女性フェロモンの不思議。 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
yukikoさまからご相談をいただきました。

かなり前に、
先生のブログを知り、
チョコチョコ勉強させて
もらっています。

今日は私の事で
教えてもらいたいのです。

今度主治医と話ができるのは、
ずっと先なので不安です。

私は今40代。 5年以上前に温存術をうけ、
リンバ節転移なし、ホルモン感受性あり、
腫瘍は1.4センチ マイクロパピュラリー
だったのでFEC6クール
放射線50gyブースト10gy
ゾラ2年リュープリン1年に
ノルバデックス現在まで服用中。

今年5月の検査 再発認めず

FSH 8.53 E2 10

ところが、
6月25日から生理が再開してしまい、
経血がとてもおおくてビックリしています。

女性ホルモンに再びさらされれば、
再発するのではと心配です。

とりあえずノルバデックスを
飲み続けていますが
生理をとめる治療
やり直しになるのでしょうか?

高橋からお答えです。

ご相談どうもありがとうございます。

女性ホルモンが乳がんを
再発させてしまうのではないか、
そうご不安になる女性は
たくさんいらっしゃいます。

通常は、
生理を止める治療であるリュープリンや
ゾラデックスは約2年で終了といたします。

その後は、
生理が再開したとしても
ノルバデックス(タモキシフェン)を
内服することにより
女性ホルモンが乳がん細胞を
刺激しないようにブロックして
くれるのです。

もちろん乳がん再発を予防するための
究極の目標は完全閉経です。

でも先ほどお伝えした理由から
必ずしも生理がとまっていなくても
乳がん再発の予防効果は
ノルバデックス(タモキシフェン)で
期待できます。

もしご心配であれば、
主治医の先生に閉経の平均年齢である
52歳ごろまで
リュープリンやゾラデックスを再開
することをご相談してみてくださいね。

答えは
御本人のご希望をふまえて
主治医とともに決めていくことが
大切です。

どうしてもご心配であれば
予約を早めて受診することにも
挑戦してみてくださいね。

そしてさらに
本当に生理が再開したのか
婦人科にも受診してみることが
大事だと想います。

子宮や卵巣のチェックも
とても大切ですからね。

これからも応援しています。



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