取り残した? | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
Tさまより
ご相談がありました。

私は、
乳がんで手術したのは
5年前です。

0期の石灰化でした。

先生が
取り忘れがある
みたいな事を言われて今は、
とても怖いです。

ホームページをみていたら、
ハーセプチンを1年 月1回
する事によって、予防になる。
と書いてありました。

今は、保険もきく。
とありました。

保険がきかなくても、
本当に予防になるなら
治療を受けたいと思っています。

私は、手術の他には
何もしていません。

術後は、
ホルモン剤を
経口してきました。
HER2 +2です。

私は、10年後に
再発した人を知っています。

高齢になっておられて、
抗がん剤の治療が辛そうでした。

そういうのを見ると、
予防できるなら、
ハーセプチンをしようと思っています。

教えて下さい。

高橋からのお返事です。

Tさま

ご相談どうもありがとうございます。

0期であれば、
超早期がんですから、
手術治療が最も大切です。

「取り残した」という
主治医の先生の発言が
何を意味するのかは
分かりません。

取り残しがあるならば
通常は追加手術をおこないます。

あるいは
放射線照射で
しっかりと取り残した
可能性のある部位を
治療することでしょう。

手術後は
0期でホルモン感受性があるならば
ホルモン治療をおこなう場合も
あります。

何もせず、
そのまま定期検査を
継続していくだけの方も
いらっしゃいます。

ハーセプチンは
抗がん剤と共に使用して
効果が得られる薬剤です。

通常0期の乳がんに
抗がん剤は
おこないません。

従って
ハーセプチンも
おこないません。

0期の乳がんで
最も大切なことは
早期に再発を発見し
早期に治療を追加することです。

是非定期検査を
継続なさってくださいね。

応援しています。

乳がんの不安はこちらから解決↓↓

reportbanner.png





読者登録もしてくださると
とっても嬉しい(^^)/
→→ http://blog.ameba.jp/reader.do?bnm=dr-yasuu