ホルモン反応性と抗がん剤 その4 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
あと少しだけがんばりましょう。



今日も乳がんにおけるホルモン反応性と抗がん剤の効果についてです。



「前述の情報を受けてNCCN(National Comprehensive Cancer Network)ガイドラインは、HER2陰性、ホルモン受容体(HR)陽性で、リンパ節転移陰性、腫瘍径が1cmを超える場合には、従来は全例に内分泌療法に化学療法を加えることを推奨していた。



しかし、2008年version 1より、21遺伝子RT-PCRアッセイ(Oncotype DX TM)を用いて内分泌療法の施行と化学療法の併用を考慮するように修正された。



以上の報告は全て術後療法においてである。



だが、術前化学療法においても、病理組織学的完全効果(pCR)率がホルモン非反応性例において、ホルモン反応性例よりも著明に高率であることから、ホルモン非反応性乳がんの方が化学療法に対する感受性が、より高いことが示されている。



“効果予測因子とホルモン反応性を考慮した化学療法の選択”

東京慈恵医科大学 腫瘍・血液内科 小林 直 先生

Mammma第61号 2009年1月  企画・発行:リノ・メディカル株式会社 より抜粋引用」




また今度はNCCNガイドラインについても勉強が必要ですね。



みなさん頑張りましょうね。



でもあまりに引用部分が難しいと、「難しいので読み飛ばしてまーす。」とおっしゃる方がいらっしゃるので、気をつけます (^_^;)



やっぱり全ての内容を大切にしていきたいですからね。



ただ、今は難しくても何回も何回も形を変えた資料を読んでいくことによって、理解が深まる場合が多々あります。



その日を待って、今は読み流していただいても結構です。





何となくインフルエンザの話題が下火になってきた印象がありますが、いかがでしょうか。



でも救急外来では相変わらず、発熱の患者様の対応は慎重にしております。



スタッフは必ずマスクを着用し、状況によってはゴーグルを装着する場合もあります。





でも私の信条としては、自分の顔を一切隠さず、常に自分の表情のすべてを患者様にお見せしながら、こころとこころで真正面から患者様とお話したいと考えています。



ですから早く今の季節が早く過ぎ去っていけば良いなと思います。



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