アンスラサイクリンの有効性 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
今日はアンスラサイクリン系薬剤についてさらに掘り下げていきます。



アンスラサイクリン系薬剤は抗がん剤であり、乳がん治療に現時点で欠かすことのできないものです。



しかし、有害事象(副作用)があるために患者様たちに苦痛をもたらす場合があります。



この薬について一緒に考えていきましょう。



「アンスラサイクリン系薬剤は、アンスラサイクリンをベースとした化学療法の終了から数年を経過した後に発症する左室機能不全にも関与している可能性がある。



しかし、この長期心合併症の分子機序は明らかではなく、臨床エビデンスはほとんど検討されていない。



アンスラサイクリン奏効の分子予測因子を同定できれば、投与対象をさらに絞り込むことができるであろう。



この10年、アンスラサイクリン活性を予測する分子マーカーの同定に多大な努力が払われてきた。



American Society of Clinical Oncology 2008 Educational Book , Breast Cancerより抜粋引用」




かなりアカデミックな内容になってきました。



この分子マーカーに関するお話にしばらく耳を傾けてみましょう。





今日は休日ですね。



できるだけ休日にも病院に足を運ぶようにしていますが、そんな時に私をみて患者様が、「今日は休みじゃないのー?休みでも来てくれたの?」と喜んでいただけるのが、私も嬉しくて可能な限り休日も登場するようにしています。



でも、わたしたちの外科チームは日本一、いや世界一の団結力がありますので、休日でも担当の外科チームメンバーがきちんと全ての患者様の病状を把握し、適切な対応をしてくれますので、原則的にはわたしの登場は必須ではありません。



それでも「自分が入院したとしたらどうかな」、って考えると、「主治医に来てもらえると嬉しいかも・・」って思います。





「自分がして欲しいことを人にしてさしあげる。」



小さい頃から信条としていることばです。



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