ザンクトガレン 2009 part 49 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
やっぱり台風が近づいてきました!!



みなさんお気をつけて!!





-pathological evaluation of characteristics of the disease(疾患特性の病理診断) その3



The majority of the Panel considered that high grade was a sufficient indication for chemotherapy and that genomic grade could be considered as an adjunct to histological grade if readily available.



パネル(パネリストたち;yasuu注釈)の大多数は、高グレードは化学療法を行う目安として重要であり、遺伝子発現検査も、利用可能ならば組織グレード評価を補完するために考慮してもよい、という意見であった。



Gene expression signatures are likely indicate a prognostically relevant dichotomy (low grade versus high grade), though the implications of this observation for therapy require further study.



遺伝子発現解析は、おそらく予後について二分判定(低グレード対高グレード)には有用であるが、治療の必要性の判断に用いるには、さらなる検討が必要である。



uPA /PAI-1 was not accepted by a majority of the Panel as a useful prognostic factor.



uPA /PAI-1は大多数のパネルによって、有用な予後因子としては受け入れられないとされた。



“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”

A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009



“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”

日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏



よりそれぞれ引用





人生に誤解はつきものです。



がん治療を担当しているとたくさんの誤解と遭遇します。



一番多いのは、「抗がん剤は免疫力を一生落としてしまう。」という誤解。



抗がん剤の副作用は永遠ではありません。



確かに、脱毛や吐き気、白血球減少といったつらい副作用をゼロにすることは難しいです。



しかし脱毛は一時的なものですし、



吐き気もずーっと続くわけではありません。



白血球減少による抵抗力低下は一時的なものです。



ほとんどの場合、抗がん剤治療が終了すれば免疫力はもちろん体力や容姿は元の通りになります。



このことをきちんと私たち医療スタッフは、患者様と御家族様にお伝えしないといけません。



もし患者様を、誤解により少しでもこわがらせてしまうと、きちんとした標準治療が受けられなくなってしまうからです。



言葉が足りないために患者様そして御家族様を悲しい方向に向かわせてしまうこと。



絶対にあってはいけません。



皆様も、多すぎる情報たちに惑わされないでください。



私たちもこういったたくさんの誤解を地道に解いていくしかないのです。



もしご不安なことがございましたら、そのまま内に秘めずに、主治医の先生や外来の看護師さんなどにも、よーくお話を聞いてみてくださいね。



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