閉経前女性のホルモン治療 その2 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
ホルモン療法が続きます。



ホルモン療法に関しても世界各国で色々な臨床試験があり、それらを総合的に判断することがとっても大切です。



「タモキシフェン療法は有用なアジュバント療法(術後療法 ;yasuu注釈)で、その効果は患者の年齢や化学療法後の月経の状態に左右されない。



さらに化学療法の有無で有効性に差がでることもない。



再発リスクおよび死亡リスクはタモキシフェン療法により大きく低下し、平均ハザード比(hazard ratio ; HR)乳がん再発で0.61(リスクを39%抑制する ; yasuu注釈)、乳がん死亡で0.68 (リスクを32% 抑制する ; yasuu注釈)。



タモキシフェン療法施行患者おける卵巣機能抑制療法の有益性を証明した試験やメタアナリシスはなく、その点を認識することが重要である。



そこで現在、multinational intergroupのSuppression of Ovarian Function Trial(SOFT)において、タモキシフェン療法と併用したGnRH アナログによるアジュバント療法の有効性が検討されている。



American Society of Clinical Oncology 2008 Educational Book , Breast Cancerより抜粋引用」




ホルモン療法に関する皆様の疑問はたくさんあると思います。



神奈川乳がん治療研究会でもホルモン療法に関するご質問が続々と入っております。



ご満足いただけるお答えが準備できますように、わたしも毎日勉強しなきゃいけませんね。





わたしは、乳がんだけではなく消化器がんについても最先端の医療が提供できますように、日々研鑽しております。



また臨床試験のグループにも積極的に参加し、患者様に最新の治療が提供できますようにアンテナを張り巡らしておりますので、何かお困りの際には色々と声をおかけくださいね。



ミスチルのCDSUPERMARKET FANTASY を最近聴いています。



“ギフト”を聴くと、何だか心がじーんとしてしまいます。





地平線の先に辿り着いても

新しい地平線が広がるだけ

「もうやめにしようか?」 自分の胸に聞くと

まだ歩き続けたいと

返事が聞こえたよ



降り注ぐ日差しがあって

だからこそ日陰もあって

そのすべてが意味を持って 互いを讃えているのなら

もうどんな場所にいても

光りを感じれるよ



Mr.Children 「GIFT」より抜粋




誰にも、つらい瞬間、もうやめようと思う瞬間、答えが見えないと思う瞬間があります。



そんな時に、元気にしてくれる曲の一つだと思います。



たくさんの人を救うことのできる桜井さんの歌の力。



すばらしいですね。



みなさんはどんな曲を聴いていますか。 





↓本日も、ブログランキングのクリックをお願いできますか。クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。





blog ranking