首のタトゥー(刺青)切除は、難しい!? | 山本クリニック院長 ドクトル山本ブログ

山本クリニック院長 ドクトル山本ブログ

美容形成手術に関すること、美容情報、日常のことなどを配信していきます。
2014年2月より、西永福より新宿三丁目へ移転致しました。
ご予約・ご相談は、03-5315-4391もしくはyamamotoclinic.soudan@gmail.comまで。

Key Words : 刺青除去、刺青切除、タトゥー除去、タトゥー切除、首タトゥー(刺青)、安く切除、タトゥー(刺青)傷跡

 

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に深謝いたします。

 

首のタトゥー(刺青)切除は、お腹のように、皮膚の余裕がなく、かつ動く場所ですので切除が難しいということが特徴です。さらに、タトゥー(刺青)の形や大きさによって、切除の仕方が異なりますので、医師の経験とセンスが要求されます

 

まず、術前と切除が完了した状態をお見せします。このような場合は、図柄が大きいわけではないのですが、皮膚の伸びる方向、動く方向を考え合わせると、1回で切除というのは、無理だと思います。

 

特に、矢印で示した部分の長さが長いために、これを単純に切除して縫ってしまうと、傷口が開いてしまいます。

 

この様な場合は、複数回に分けて切除するという『分割切除』を利用します。『分割切除』は、一度手術して、残った皮膚が伸びるのを待ち、伸びた分だけ切除するという手法で、1回では切除できないものによく使われます。

先にも書きましたが、花柄の部分が、1回での切除を妨げていますので、1回目の手術が終わり、皮膚が伸びた時点で花柄の部分を切除するようにします。この初回の手術時に、次回の手術内容も想定して、切除デザインが出来るか否かが非常に大事です。これを間違ったデザインで切除してしまうと、次の手術で切除が完了しないばかりか、引き連れを起こし、首が動きにくくなるという事さえ起り得ます。

 

1回目の手術が終了した状態をお見せします。術前の計画通りに、花柄の部分だけが残った形になりました。これを2回目の手術により切除して、先にお見せした状態になりました。

 

タトゥー(刺青)切除は、一見“簡単な”手術に見えるかもしれませんが、このように『デザイン力が要求される』こともある手術だと認識していただきたいと思います。

いつも同じような事を書いていますが、担当医の能力を判断することも、術前に欠かせないプロセスだと思います。

 

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

http://www.dr-yamamoto.com/cost/?ca=5

 

 

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

http://www.dr-yamamoto.com/contact/

 

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。

http://ameblo.jp/yamaclistaff

 

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。

https://www.garow.me/users/shinjyuku.yamamotoclinic/5705687229