6/1(土)放送のテレビ朝日『中居正広の土曜日な会』をご覧いただいた皆様、有難うございます!!

 

この日の特集は、まもなく到来する‟梅雨を快適に乗り切る対処法”として、お風呂のカビ対策・頭皮のニオイケア・進化する便利な傘を各分野の専門家が紹介する内容でしたウインク

 

 

慶田の担当頭皮のニオイケアバイバイ皮膚科専門医として、梅雨の時期に頭皮が臭う原因、頭皮のニオイを防ぐ効果的なシャンプーの仕方頭皮のケアに関する疑問などにお答えしましたおねがい

 

 

では早速、放送内容を振り返りながら、番組内でお話できなかったことも補足していきますねキラキラキラキラ

 

 

ジメジメした梅雨~夏にかけては、頭皮の蒸れや臭いに悩む人が急増しますキョロキョロピリピリふとした瞬間「自分の頭が臭っているかもアセアセ・・・」と不安になったことはありませんか!?

 

頭皮は、全身の中で最も多く皮脂腺が存在する部位です。皆さんが普段から脂っぽく感じているTゾーン(顔の額から鼻筋にかけての部位)の約2~3倍の密度で皮脂腺が存在しているので、頭皮の皮脂分泌がどれだけ活発であるかがわかりますよね。また、汗を出す汗腺も手のひら、足の裏に次いで3番目に多い部位です上差し

 

つまり、皮脂分泌も発汗量も多い上、毛髪が密集していることから、そもそも蒸れやすくニオイも感じやすい部位なのですピリピリ

 

  頭皮が臭う条件が揃う梅雨の時期

 

過剰に分泌された皮脂や汗が酸化して臭う

 

高温多湿による汗や皮脂の過剰分泌が大きく関係しています。そのまま長時間放置すると空気や紫外線で酸化し、過酸化脂質に変わって臭いを発します。

 

常在菌が繁殖して臭う

 

頭皮には「マラセチア菌」と呼ばれる常在菌が存在します。「菌」というと悪いもののように感じてしまうかもしれませんが、通常は自浄作用によって頭皮の健康を保つ重要な働きを担っています。

 

しかし、皮脂や汗などの分泌物が多すぎると、それらの成分をエサにして急激に増殖します。このマラセチア菌がエサを食べたあとに排出する、代謝物質の「脂肪酸」も頭皮が臭う原因です。

 

さらに、菌の繁殖は、ニオイだけでなく、フケ、かゆみを伴う脂漏性皮膚炎という頭皮トラブルを引き起こすこともあります。

 

 

梅雨の高温多湿な気候でニオイが伝わりやすい

 

湿度が高い状態では、ニオイの分子は水蒸気の中に含まれた状態となり散らずにその場に留まるので、臭いを感じやすくなります。

 

また、ニオイの分子には蒸発して気体になりやすいという性質(揮発性)もあり、温度が高くなるほど気体になったニオイ分子が拡散して、臭いが周囲に伝わりやすくなります。

 

若い時には、ニオイの元となる頭の脂がたくさん出ても、ニオイを抑える抗酸化作用がありますが、40・50代になると低下してきてニオイがきつくなります。

 

頭皮のニオイ対策として、最も効果的なのは「洗髪」です。毎日正しい洗髪を通して、しっかり汚れが取り除くことが重要です。

 

  頭皮のニオイを防ぐ効果的なシャンプーの仕方

 

 

 

シャンプー前にブラッシングする

 

髪が乾いた状態でブラッシングをして髪の絡まりを解きホコリを落としましょう。目が粗く、クッション性のあるパドルブラシがおすすめです。このひと手間で、頭皮にお湯がいきわたりやすくなります電球

 

 お湯で予洗いする

 

続いて髪と頭皮を予洗いしましょう。38~39℃くらいのぬるま湯のシャワーで1分程度が目安です。このステップで7割程度の汚れが落ちると言われています。

 

髪だけでなく、頭皮にまでお湯を行き渡らせることが重要なので、髪を持ち上げてハーフアップにしたり、髪の内側に指を入れて分けたりしながらシャワーヘッドを頭皮にあてて洗い流していくのがおすすめです。予洗いをすると、ニオイの原因にもなる皮脂汚れをシャンプーで効率的に落とすことができます電球

 

シャンプーを手のひらでよく泡立てる

 

シャンプーをそのまま髪につけて泡立てている方もいますが、原液を頭皮に直接つけると洗浄力が強く乾燥しやすくなるので、手のひらで泡立ててから頭皮と髪につけてください。

 

指の腹を使って洗う

 

爪をたてて、頭皮を傷つけないように気をつけてください。頭皮が傷つくと、トラブルが起こりやすくなります。

 

すすぎの残しがないようにしっかりすすぐ

 

洗浄成分がキャッチした汚れが残らないように、頭皮や髪にぬるつきがなくなるまで入念にすすぎましょう。シャンプーのすすぎの残しは髪の痛みや頭皮トラブルにつながります。

 

  頭皮ケアに関する街のギモン

 

Q. 1度の洗髪で2回シャンプーしてもいいの?

 

ニオイや頭皮トラブルを防ぐには、頭皮を清潔に保つことが大切ですが、1日に2回、またそれ以上シャンプーをすると、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。頭皮には適度な皮脂が必要です。1日1回以内に留めておきましょう。

 

Q. シャンプー後、髪をタオルで包んでいるけど大丈夫?

 

 

短時間なら良いですが、タオルを巻いたまま家事をしたりテレビを見たりして長時間放置していると、雑菌の繁殖を促し臭いの原因につながります。

 

あくまでも髪を乾かす時に、余分な水分をタオルに吸わせるのが目的なので髪の量にもよりますが、長くても5〜10分にしましょう。タオルドライ後、ドライヤーで頭皮と髪をしっかり乾かすことが重要です。

 

梅雨を迎えるとさらに気になる頭皮のニオイ、ご紹介した正しいケアでスッキリ乗り切りましょう雨雨雨ご参考になさってくださいねぽってりフラワー

 

 

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