WEB『ELLE ONLINE』
(2024年4月11日更新)
WEB『ELLE ONLINE/エルオンライン』に、慶田の取材・監修記事「コラーゲンサプリの選び方や飲み方のポイントをドクターが解説」が掲載されました
ブログでも一部ご紹介していきます
コラーゲンとは?
コラーゲンは、人の身体に存在するタンパク質の一種で、皮膚や関節、血管など体内のあらゆる組織や臓器を構成しています
人の体内に存在するコラーゲンのうち約40%は皮膚に存在し、特に肌のハリを保つ働きのある真皮層の約70%がコラーゲンによって構成されています。このように健康的な身体や美肌を保つために欠かせない成分です
人体に存在するコラーゲンは19種類見つかっており、発見された順にⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型というように分類されています。
コラーゲンの摂取方法
食事から
豚足の煮込みや鶏肉の入った水炊き、鶏の手羽先、フカヒレスープ、うなぎ、あんこう鍋、魚の煮物などから摂取できます。冷えたときに煮汁がプルプルと固まるものがおすすめです。
サプリメントから
サプリメントはあくまで食品なので、明らかな効果が認められているものではありませんが、コラーゲンサプリを飲用することで、美容のコンディションが高まるというデータがあります。なので、『美容によい可能性がある程度』という認識を忘れないでくださいね
コラーゲンサプリの原料は、大きく分けて動物由来と魚由来の2種類です。植物性コラーゲンと謳っているものがありますが、これは誤った表記と言わざるを得ませんコラーゲン合成に役立つアミノ酸を指す表現であり、コラーゲン本来の効果を期待できるかは不明です。
コラーゲンサプリの選び方
目的で選ぶ
美容
Ⅰ型&Ⅲ型
Ⅰ型コラーゲンは、皮膚、内臓、骨、筋肉などあらゆる部位に存在し、肌のハリを保ち、骨や筋肉、腱を丈夫にするために欠かせない成分です。一般的にコラーゲンというと、このⅠ型を指しています
そして、このⅠ型コラーゲンをサポートしているのがⅢ型コラーゲンです。赤ちゃんの皮膚に多く含まれていることから、「ベビーコラーゲン」とも言われています。細胞のターンオーバーを促し、組織に瑞々しさや柔軟性を与えながら、組織再生においても非常に重要なコラーゲンです
しかし、Ⅲ型コラーゲンは、加齢とともに減少していきます。生まれた時のⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンの割合は1:1ですが、25歳前後から急激に減り始め、老年期には10:1まで変化します。赤ちゃんや小さい子供の傷の治りが早いのに対して、加齢とともに傷の治りが遅くなるのはこのためです
健康維持
Ⅱ型
関節や軟骨に含まれており、コラーゲンの合成が低下すると関節の動きも悪くなり、衝撃などで傷みやすくなってしまいます。年齢を重ねるにつれてすり減っていく関節の軟骨をケアするためにも、Ⅱ型コラーゲンはカギになる成分です。
配合されている他の成分で選ぶ
コラーゲンの合成に欠かせないビタミンCや鉄、コラーゲンの維持に欠かせない亜鉛などは、コラーゲンと一緒に積極的に摂りたい成分です。商品によっては、相性のいい成分を同時に摂取できるものもあります購入前にこれらの成分が配合されているかどうかもチェックしてみるとよいでしょう
トクホ取得のものはより安心
特定保健用食品(トクホ)とは、からだの生理学的機能などに影響を与える保健効能成分(関与成分)を含み、その摂取により、特定の保健の目的が期待できる旨の表示(保健の用途の表示)をする食品です。
特定保健用食品として販売するには、食品ごとに食品の有効性や安全性について国の審査を受け、許可を得なければなりません。(健康増進法第43条第1項)
エビデンスデータの提出など基準が明確です
コラーゲンサプリを摂る時に気をつけること
休止期間を設ける
サプリメントによる深刻な健康被害が出ていることからもわかるように、健康食品だとしても問題を起こす可能性があります。一般の消費者が、製品の安全性基準を見極めるのは難しいので、2ヶ月飲んだら1ヶ月休むなど、ときどき休止期間を設けて、健康状態に変化がないかを確認するのがおすすめです
ご参考になさってください
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