『美人百花』5月号
（2024年4月12日発売 P119掲載）
「私たちが今、欲しいのは1にも２にも透明感」の‟UV対策特集”に慶田の取材・監修記事が掲載されました
読者の皆様からのUV対策に関する質問にお答えしました
Ｑ.SPFとPAの意味は？
日焼け止め選ぶ基準として目安となるのが肌の防御効果のレベルを示したSPF・PA表示です
SPF
UV-Bに対する防御効果の度合いを示すもので、紫外線を浴びた際に赤くなるまでの時間を何倍長くできるかを表した数値です。最大は「SPF 50+」です。
PAシミ・シワなど肌老化を促進するUV-Aに対する防御効果を表し、4段階のプラスマークで表示され、プラスの数が多いほど防御効果が高くなります。最大は「PA + + + +」です。
Q.UVアイテムの使い分け？
□長時間屋外にいる日(ゴルフやプールなど)
厚みが出やすい日焼け止めクリームタイプを重ね使い
拡大した皮膚の図を思い出してください。皮膚の表面は凸凹していますよね。一方向に塗るだけだと溝に日焼け止めが入り込まず、塗りむらで「隙間焼け」してしまうので、くるくる円を描くように塗るのがおすすめです。2回重ね塗りでより隙間焼けを防げます。
ただし、長時間炎天下にいる場合は、日焼け止めに加えて衣類や帽子、サングラスなどでの紫外線防御は必須です覆えないところは2～3時間ごとに日焼け止めを塗り直してくださいね。
□出勤の日
朝はクリーム・塗り直しはUV機能付きパウダー
出勤前はクリームタイプを塗り重ねてしっかりガードしてください。窓がない社内であれば塗り直しは不要ですが、太陽光が入り込むオフイスであれば、塗り足しを。がっつりファンデーションを重ねるのが難しい場合は、クッションやパウダリータイプでUVカット機能付きのものを使用してください。
□1日自宅にいる日
UV機能付きスキンケアで安心せず日焼け止めクリームを
家にいるからと言って塗らないのはNG
窓からの紫外線もあれば、ちょっと洗濯物を干す際に出るだけでも影響はあります
スキンケアで低SPFが入っていても安心せずに、クリームタイプの日焼け止めを塗るところまでを朝のお手入れとして習慣づけましょう
Q.UVアイテムに消費期限はある？
未開封なら3年。去年開封したものであれば使うのはやめましょう
絶対に焼きたくない場面で、スペックが落ちた可能性のあるUVを塗って焼けてしまっては本末転倒です。
Q.ビタミンCの効果的な取り入れ方は？
レモン、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類に含まれるビタミンＣは美肌に欠かせない栄養素ですが、「ソラレン（光毒性物質）」という成分を含んでいます。
ソラレンには、光に当たると紫外線に過敏に反応し肌がダメージを受ける『光毒性』という性質があります
そのため、ソラレンを含む食材を食べてから外出するといつもより紫外線を体に多く吸収してしまうのです
摂取から2時間後には全身に行き渡りこの効果は7時間持続します
主に柑橘類や、セロリ・パセリ・パクチー・三つ葉・セリなどセリ科の食材に含まれています。
さらに、ソラレンは食べるだけでなく皮膚についてもNG皮を剥いたり、果汁が飛んだリして皮膚に付着した場合、水で流した程度ではなかなか落ちません
石鹸などでよく洗うようにしてください
大切なことは食べるタイミングを考えることです
吸収後7時間程度で代謝されることを考慮すると夕方以降に食べれば問題ないといえるでしょう
ちなみに、ビタミンCのスキンケアは朝晩使用OKです。
Q.飲む日焼け止めは効果ある？
日焼け止めを塗ることができない目や頭皮、塗るのを忘れがちな耳やうなじ、背中などの日焼けを防ぐために飲む日焼け止めの併用がおすすめです。
飲む日焼け止め・抗酸化『ヘリオケアウルトラD』
銀座ケイスキンクリニック取扱 1箱30カプセル/¥7,700(税込)
銀座ケイスキンクリニック取扱 1袋30粒 ¥3,980(税込)
肌の黄ぐすみ・シワの原因にもなる糖化を防ぐ作用や活性酸素を除去する「SOD」と「リポ酸」、ターンオーバーを促進し紫外線を吸収する「ビタミンA」、コラーゲンを修復する「ビタミンC」、潤いを保持しバリア機能を高める「セラミド」など、数多くのサポート成分を配合し、紫外線ダメージから全方位的に肌をケアする設計です
体内への吸収性を高めるため口の中で溶かすチュアブル錠で、お子様から大人まで美味しく摂取できるレモン味になっています。
肌の老化は、年齢を重ねることでも進みますが、光老化による影響が8割を占めるといわれています「少しだけなら大丈夫」が最大の落とし穴です
その積み重ねが、未来のシミ・シワを確実に育てています。
老化のスピードを加速させないためには、スポーツやレジャーなどのアウトドアシーンだけでなく日常生活からの紫外線対策が必須です
さらに、その対策が正しくできているかが重要になります
是非、ご参考になさってください
初版第3刷 重版決定
6月25日発売 慶田の新著
『女医が教える、やってはいけない美容法33』
スキンケアやメイクアップに関する基本知識がたっぷり366日分（うるう年含む）
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■銀座 ケイスキンクリニック
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