雑誌『CLASSY』2023年3月号
(2023年1月27日 P172~175掲載)
特集 「敏感肌かもしれない」と思った時の正解スキンケア に慶田の監修・取材記事が掲載されました
日本には四季があり、季節ごとに肌環境が大きく変わります。その中でも春は、冬から続く乾燥に加え、日々の寒暖差や花粉の飛散、紫外線量の急激な増加などの影響により、肌が敏感になりがちです
敏感肌チェックリスト
4項目以上当てはまったら潜在的敏感肌の可能性があります
□マスクを一日の半分以上つけっぱなしにしている。
□食生活に偏りがある。外食が多く、自炊することが少ない。
□最近、寝不足(6時間以下)が続いていると感じる。
□仕事でストレスを感じることが多い。心身の緊張状態が続く。
□疲れが取れにくく、体が重たい。
□仕事のON・OFFの切り替えが曖昧になっている。
□スマホを見ている時間が長い。
□定期的に運動をする習慣がなく、汗もかかない。
敏感肌は誰でもなる可能性があるものです本誌では、ゆらぎにくい健康な素肌を保つための正しい知識とスキンケアについてレクチャーしています
敏感肌とは?
敏感肌とは、医学的な定義はありませんが、肌を守るバリア機能が低下して、様々な刺激に弱くなっている状態です
いつも使っているスキンケアがしみたり、普段なら刺激に感じない衣類や髪の毛が肌に触れただけでチクチクしたり・・・
ただし、一口に敏感肌と言っても、いくつか種類があります。元々アトピー素因がある人は‟真の敏感肌”です。軽微な刺激で皮膚炎になります。このタイプの人は、肌のうるおいとバリアを守る「セラミド」の産生量が普通の人よりも1/3しかないので、常時敏感肌と言えるでしょう
それに対して本来健康なバリア機能が備わっている人も、一時的に肌が敏感になることがあります。それが、今からご紹介するアラサー世代に多い3タイプの敏感肌です。
アラサー世代の多い3タイプの敏感肌
季節性敏感肌
花粉などの外的刺激をはじめ、気温や湿度が変化する季節の変わり目など、環境の影響がダイレクトに肌に表れるタイプです
□普段のスキンケアが沁みるときがある
□花粉によるアレルギー反応がある
□乾燥で赤みや皮剥けがある
□気温が上がるとニキビができやすい
□突然メークのりが悪くなる
間違いケア敏感肌
日焼けや過剰な角質ピーリング、また洗い残しなどの間違ったスキンケアによって、自ら敏感肌を作り出してしまっているタイプです
□UVケアをしていない
□過剰な角質ケアで炎症を起こす
□朝、お湯や水だけで洗顔している
□クレンジングで洗い残しがある
□“保水力”のないアイテムを使用
水を抱える力=保水力のないオイルやバームで保湿ケアをしたつもりになっている
不摂生敏感肌
3つ目は、生活習慣の5本柱「食事」「睡眠」「運動」「腸内環境(排泄)」「ストレスコントロール」がゆらぐことに起因するタイプですこの土台が3本崩れると、肌荒れ傾向になります。
□外食が多いorダイエット中
□睡眠時間が短いor不規則
□運動不足で体を温める習慣がない
□特にインナーケアは意識していない
□職場環境などでストレスがある
仕事が忙しいと、毎日きっちり完璧な生活をすることは難しいですよね ただ不摂生が続かないように、立て直す意識を持つことが重要です。アラサー世代になると、無理が続くと肌も体も修復が効きにくくなってきますだからこそスキンケアに加えて、ぜひ体の中のケアも意識していただきたいです。
敏感肌を守る最強スキンケアルーティン
クレンジングは「オイル」で摩擦レスに落とす!
マッサージ系クレンジングは、肌への負担となります。短時間でメークとなじんで速やかに乳化、そしてぬるま湯でさっと落とせるのが理想です。意外かもしれませんが、オイルがベストです
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメイク落としです。つっぱり感のない優しい洗い上がりで、健やかな肌へ導きます。
銀座ケイスキンクリニック取扱い 150ml ¥2,500(税抜)
うるおいを抱え込む
「セラミドケア」で2ステップ保湿を
ポイントは‟水分を抱え込む力”があるか。その点、オイルは膜にはなりますが保水力はありませんあれこれ塗らなくても保水力があれば2アイテムで十分です。成分としては「セラミド」に注目してみてください
天然セラミドが主成分の当院オリジナルの保湿クリームです。水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です
銀座ケイスキンクリニック取扱い 30g ¥5,000(税抜)
就寝中に酸化した皮脂は、肌に残ると刺激になります。朝はきちんと洗顔料で洗わないと、酸化皮脂の上にメークを塗り込む状態になります酸化皮脂の炎症は角層の乱れやくすみ、老化にも繋がるので要注意です
敏感肌は目に見えない微小炎症が起きている可能性があります。角層が乱れると紫外線が肌に入りやすくなり、老化も進行してしまします。また、UVケアをしないと乾燥してバリア機能が低下。防御反応的に角層が厚くなってゴワゴワします
肌に一枚膜を張る意味でも、パウダーなどで仕上げるのが正解です肌表面がベタついていると花粉やホコリなども付着します。さらっと仕上がるパウダーなら、マスクをしても摩擦が抑えられます。
乾燥して水分量の少ない肌は、バリア機能が落ちて外部刺激を受けやすくなります日中も乾燥が気になれば保湿アイテムをプラスしたり、皮脂が浮いている場合はティッシュOFFしてから保湿をしましょう
+αの成分配合アイテムが豊富!敏感肌のための「攻め美容」
美白ケア
美白有効成分かつ抗炎症作用のある「トラネキサム酸」や敏感肌向けブランドの美白ラインを選んでみましょう
「ナビジョンDR TAホワイトエマルジョンⅠ n(医薬部外品)」
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した優秀な薬用美白乳液です。トラネキサム酸は美白有効成分であると同時に、肌の炎症を抑える効果もあります。シミ・肝斑は、炎症がきっかけできることもあります。メラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎながら、潤いとハリのある素肌へと導きます。
銀座ケイスキンクリニック取扱い 120㎖ ¥8,500(税抜)
角質・毛穴ケア
摩擦なしを徹底してください!肌を傷つけずに、つるんとしたたまご肌を目指しましょう。
クリニックの『ケミカルピーリング』で角層をほんの数枚溶かすことで、肌再生のスイッチがONになります。定期的に施術を行うと細胞内の水分量が高まります
エイジングケア
肌代謝を整えながら、コラーゲン産生を促進する‟レチノール(ビタミンA)”は、30代から始めておくのがおすすめです
当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします
炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応"と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっています。肌が弱い人は3日に1度の頻度で塗布し、カサつきが出たら使用を休みましょう。
銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g ¥6,500(税抜)
30代は、肌が傾いても十分立て直せます敏感肌と向き合って、肌をキレイにしていくことをフックに、スキンケアと並行して生活までしっかり見直していきたいですね戦略的に食べて、運動して、寝て、暮らしていきましょう
初版第3刷 重版決定
6月25日発売 慶田の新著
『女医が教える、やってはいけない美容法33』
スキンケアやメイクアップに関する基本知識がたっぷり366日分(うるう年含む)
♪重版しました♪
■銀座 ケイスキンクリニック
(美容皮膚科)
東京都中央区銀座1-3-3 G-1ビル5F・6F
お電話でのご相談・お問い合わせTEL0120-282-764
銀座ケイスキンクリニック公式Facebookページ
http://www.facebook.com/ks.skinclinic
メール相談soudan@ks-skin.com