『日経ウーマン』 2021年11月号
(2021年10月7日発売 P100~107掲載)
特集‟気になるパサつきやダメージ、白髪を毎日の習慣で徹底ケア!老けない人の「美髪」ルーティーン”に慶田の監修記事が掲載されました
女性の見た目年齢を大きく左右するのが「髪の毛」です加齢とともに髪質や頭皮の状態が変化し、パサつきや乾燥などのダメージのほか、白髪、薄毛に悩む方が増えてきます
本誌では、美しい髪をキープしている人たちの「美髪」習慣と、大人の髪悩みを改善に導く、プロおすすめのヘアケア術が紹介されています
白髪ケアの鍵は栄養と頭皮ケア
栄養不足の改善
白髪は、遺伝や加齢、ストレス、栄養障害などのほか、慢性の胃腸疾患などでも起こります
髪の毛は、頭皮の付け根にある「毛母」という器官で作られています。「毛母」には髪の色にかかわるメラノサイトという細胞があり、この細胞から作られたメラニン色素が着色して黒髪が作られます
このメラノサイトの供給には「毛母細胞」の近くにあるバルジ領域からの材料が必要です。バルジ領域には、毛の元になる細胞や色素の元になる色素幹細胞が蓄えられています。
白髪の原因は、色素をつくるメラノサイト(色素細胞)の機能の低下やメラノサイトを供給する色素幹細胞の枯渇にあります
メラノサイトの働きを正常にするためにはタンパク質をはじめ、鉄分や亜鉛、ビタミンなどの栄養素が必要です
食事でとった栄養は全身の臓器に分配され、生命維持に関わらない髪の毛に届くのは最後になるため、栄養バランスが崩れたり、頭皮のこりやストレスなどで血行不良になったりすると、黒いメラニン色素を作る毛根の毛母細胞に血液と栄養が十分に届かず、健康な髪の増殖・成長の妨げになります
バランスの良い食事を心がけてください
基本的に加齢による色素幹細胞の枯渇で生じた白髪は回復しませんが、何らかの原因でメラノサイトが休止状態になってしまったり、チロシナーゼの働きが不十分なために生じた若白髪に関しては色素幹細胞が残っていれば黒髪に戻ることもあります
頭皮マッサージで血流UP
頭皮が硬い人は血流が悪くなっている可能性があります。
ストレスがかかると、活動・興奮系の自律神経である交感神経が働き続けるため、抹消循環が低下し頭皮の血流が悪くなります
そのため、慢性的なストレスが続くと、抜け毛や薄毛、うねり毛などの原因になるのです。大事なのは、質がよく深い睡眠をとることですまた、好きな音楽を聴いたり、香りを楽しむなど、自分だけのストレス発散法を見つけて、息抜きする習慣をつけましょう
また、頭皮マッサージやヘッドスパなども効果的です
白髪を見つけるとつい抜いてしまいたくなる気持ちはわかりますが、抜いたところでまた生えてくるのは白髪ですし、抜いたダメージで毛根に傷がついて炎症を起こしたり、毛穴がゆがんで縮れ毛の原因になったり、毛が生えてこなくなることもあるので、抜かないようにしましょう気になる場合は、はさみで根元付近を切って、その後カラーなどで対策してくださいね
白髪と薄毛は、見た目年齢をぐんと上げてしまいます両方の予防に有効なのは、髪を育てる毛根を元気にすることです。そして何より気になりはじめたら‟早めのケア”が重要です
当院では、毛髪再生と抜け毛・白髪予防の治療として『Dr.CYJ.ヘアフィラー』が人気です
7種の機能性ペプチドが内包されたヒアルロン酸を頭皮に直接細い針で注入する方法です
お悩みの方は、是非ご相談くださいね
初版第3刷 重版決定
6月25日発売 慶田の新著
『女医が教える、やってはいけない美容法33』
スキンケアやメイクアップに関する基本知識がたっぷり366日分(うるう年含む)
♪重版しました♪
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