『LDK』 2021年8月号
(2021年6月22日発売 P19)
8月号では、2つの特集に慶田の監修記事が掲載されています
1つ目の特集は 『専門家が教える!未来の私と美肌を守る紫外線本気のガード術』です。
今浴びた紫外線は、今年だけでなく数年後の肌に影響します。「少しだけなら大丈夫!」が未来のシミ、シワを確実に育てています正しいUVケアを身につけて、肌老化を遅らせましょう
敏感肌は「ノンケミカル」より植物エキスをチェック!
紫外線を防ぐ成分は主に下記2種類です
「紫外線吸収剤」紫外線のエネルギーを吸収して熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出させることで紫外線の影響を防ぎます。
「紫外線散乱剤」肌表面で紫外線を反射・散乱させて皮膚を防御します。
「ノンケミカル」の表記がある場合は、「紫外線吸収剤」が不使用で、「紫外線散乱剤」で肌をガードする日焼け止めです。
刺激が少ないので、敏感肌などお肌が弱い方が使用していることも多いですが、絶対安心というわけではありません実は配合された植物エキスなどでかぶれることもあります
肌に合わない理由は人それぞれですし、「肌にやさしい」とうたっていても、やさしさの基準はメーカーごとに異なるので、自分の肌に何が合わないかは都度チェックが必要です
かぶれないか、目立たないところでパッチテストしましょう
『ヘリオケア360°ミネラルトレランスフルイド』は、飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」ブランドから出ている日焼け止めです
銀座ケイスキンクリニック 50ml ¥4,800(税抜き)
ノンケミカルですが、ウォータープルーフでUVA、UVB、ブルーライト、近赤外線、あらゆる光線に対応している日焼け止めです
最近よく聞くブルーライト対策はどうすればいいの?
ブルーライトは、紫外線A波と同じく肌の奥深くまで到達する性質を持っています。シミを増やし、真皮層のコラーゲンにダメージを与える可能性があり、肌老化に加担しています
しかし、日焼け止めやメイクでガード出来るので、肌への影響は紫外線ほど気にしなくても大丈夫ですブルーライトカット機能を備えたベースメイクも増えてきていますが、基本的に通常のUV対策と同じでOKUV下地とリキッドファンデなど顔料を重ねることでブルーライトカット効果が得られます。
気をつけるべきは肌よりも目です液晶画面から発せられる「ブルーライト」は、角膜や水晶体を通過して網膜にまで届くため、長時間見続けると、網膜の中心部にダメージを与えてしまう可能性も危惧されています
スマホやタブレットの場合、集中して液晶画面を凝視してしまうため、「まばたき」が減り、ドライアイなどを引き起こしやすくなる上、至近距離から浴び続けることになり、ダメージを増幅させてしまう傾向にあるので特に注意が必要です
とはいえ、パソコンやスマホから離れた暮らしを続けることは難しいため、普段からできる対策としては、ブルーライトをカットするフィルムやPCメガネ、ブルーライトを軽減した蛍光灯型LED照明などを利用することです
また、最近一般的になりつつある飲む日焼け止めは、皮膚だけではなく、血管や目など、さまざまな部位の酸化ストレスを防ぐ強力な抗酸化剤です。ブルーライトによる目の疲れや痛みも楽になりますから、パソコン仕事が長い方は目のためにもぜひ飲んでいただきたいです
私は真冬でも必ず内服します✨
銀座ケイスキンクリニック取扱い
ヘリオケアウルトラD1箱(30カプセル/30日分)¥6,000
特集2 『気をつけてたけどやっちゃったー!日焼けafterレスキュー隊』
一度焼けしてしまった肌は、簡単にはリセットできませんちょっとした外出でも、肌が赤くほてってしまっている時は、紫外線ダメージを受けたことを意味します
そんな時は、メラノサイトが活性化している72時間(3日)以内のお手入れが、美肌を取り戻すカギです
日焼け後は、スキンケアをたっぷり塗った方が良いかとのご質問をよく受けますが、肌に浸透できる量には限界があるので、通常量で大丈夫です。たっぷり塗っても浸透しなければ意味がないので、むしろこまめに塗り直すのがベスト
ただし、日焼けした肌は炎症中なのでしみないか様子を見ながら使用してくださいねヒリヒリしたり赤みがあるときは、まずは冷やして炎症を抑えるのが先決ほてっているときに積極的なケアを行うと、刺激となって炎症を悪化させるだけです。
最初の30分は濡らしたタオル(水気を含んだタオルのほうがよく冷えます)で保冷剤を包み患部にあてます。長時間冷やし続けていると肌のバリア機能が下がるので、30分経ったら保冷剤を乾いた薄いガーゼなどで包み直し、引き続き患部を冷やして炎症が治まるのを待ちます
ほてりが治まったら、クリームやバームなど、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムで保護しましょう赤ちゃんから大人まで使えるワセリンを常備しておくのがおすすめです
翌日以降 肌が落ち着いたら保湿&美白&エイジングケアをスタート水分を抱え込む効果のある、セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、加水分解コラーゲン、多糖類、グリセリンなどのモイスチャライザーでしっかり保湿していきましょう。また、シミや肌老化を食い止めるなら、積極的に美白やエイジングケアを始める必要があります
ご参考になさってください
初版第3刷 重版決定
6月25日発売 慶田の新著
『女医が教える、やってはいけない美容法33』
スキンケアやメイクアップに関する基本知識がたっぷり366日分(うるう年含む)
♪重版しました♪
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