『LDK』 2020年11月号 特別付録
老けない美肌の便利帖
(2020年9月28日発売 掲載P5~P12)
特集 −5歳肌を叶える若返りテク&新習慣に慶田の監修記事が掲載されました
スキンケア編
化粧水バシャバシャづけ=うるおうは大間違い
止らない乾燥には適量の水分と「油分でフタ」が正解です!
オイリーだから保湿はいらないはウソ肌表面がべたついていても‟さっぱりケア”は危険です
うるおいは、角層にある皮脂膜、細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)の3大要素で保たれています。このうち皮脂膜が水分保持に役立つ割合はたったの2~3%です。ですから、皮脂の多さだけで肌のうるおいをカバーすることは不可能実際、表面上は脂っぽくても、肌内部では乾燥が進行している「インナードライ」の可能性も・・・
肌が乾くとバリア機能が低下しますすると少しの刺激で炎症などのトラブルを起こしやすくなります水分蒸発を防ぐため油分はマストです
30代以降は、乳液よりもクリームを塗りましょう乳液は一般的に油分より水分が多く、柔軟効果はありますが、ラッピングして潤いを守るところまではいきません。
ニキビができやすかったり、テカリやすい人は、乳液かクリームの部分使いがおすすめです。それ以外の人はクリームを顔全体にしっかり塗ってください朝はメイクくずれの原因になるからと、クリームを躊躇する人も多いようですが、逆にしっかり塗ったほうが、日中の乾燥や刺激から、肌を守ることができます。化粧くずれが気になるなら、Tゾーンは薄めに塗るようにしましょう。
当院のオリジナルの『セラミドバリアクリーム』は、水分を抱え込む働きのあるセラミド配合の保湿クリームですしっとり感はありますが、重すぎず塗り心地がよいのでオイリー肌の方にも人気です
洗顔&クレンジング編
高温・高圧の顔面シャワーで乾燥肌が悪化する!
入浴中に洗顔する人は、温度だけじゃなく水圧にも注意
顔面に高温・高圧で直接シャワーをあてると、バリア機能として必要不可欠な細胞間脂質まで落ちてしまいます開き毛穴や赤みの原因にも
直接当てるなら、34~36℃くらいのぬるま湯でかざした手のひら越しに弱流を当て、指の間から滴るお湯で洗い流しましょう
実は、すすぎの温度は冷たすぎてもNG
皮膚温度の低下は角層の細胞と細胞の接着部であるタイトジャンクションが弱くなり、細胞と細胞がバラバラに角層に隙間ができうるおいが蒸散しやすい肌になることが最近の研究で分かってきています
現在、冷水で顔を洗っていて肌トラブルがないという方は、ぬるま湯で優しく洗うと、もっと調子がよくなるはずです
是非、ご参考になさって下さい
初版第3刷 重版決定
6月25日発売 慶田の新著
『女医が教える、やってはいけない美容法33』
スキンケアやメイクアップに関する基本知識がたっぷり366日分(うるう年含む)
♪重版しました♪
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