先日、東京で行われたヒト骨髄幹細胞培養液「サイトプロMD」のセミナーに参加してきました講師は、サイトプロシリーズの開発者の一人、セレス社のジョージ・テイラー博士です。
当院では、サイトプロシリーズの中でもクリニック専売品である「サイトプロMD」を『ダーマペン』や『プラズマシャワー』後の導入薬剤として取り扱っています
「サイトプロMD」には、ヒト骨髄幹細胞由来のサイトカインと成長因子が高配合されています。(ヒアルロン酸も配合)
サイトカイン・成長因子は、ヒトの体内にもともと存在する自然産物で、タンパク質の一種です。細胞伝達物質として、細胞同士のコミュニケーションを図る「生体信号=言語」の役割を果たし、傷を修復したり、細胞の増殖・分化を活発に行っています。
しかし、サイトカインは、加齢に伴い減少する傾向にあり、30歳を過ぎると乳児の持つ数に対して4%ほどしか残りません。それに伴い、治癒を促進し、抗炎症効果のある成長因子も大幅に減少します。
サイトカインが減少するということは、細胞間のコミュニケーションが滞るので、新陳代謝が衰えます年齢を重ねると、傷が治りにくくなったり、メラニンがスムーズに排出されずシミになったりするのはこのためです
このことからも、サイトカインの補給がエイジングケアの要と言っても過言ではありません
「サイトプロMD」を導入することで、肌の生まれ変わりを指示する生体信号が細胞間で再び活発にやり取りされるようになるので、肌本来の自活力が引き出され新しく健康な肌に生まれ変わります。また、傷ついた肌の炎症を抑え、再生力を高めます
「再生療法」というと、他にも「脂肪幹細胞」や「臍帯幹細胞」「歯髄幹細胞」、「PRP」などがありますが・・・
今回のセミナーでは、「骨髄幹細胞」がこれらより優れている点について言及されました。まずはこちらの図をご覧ください
サイトカインには、炎症性サイトカインと、抗炎症性サイトカインがあります。
「脂肪幹細胞」
「臍帯幹細胞」
は、炎症性サイトカインが多く含まれています。
それに対して、「骨髄幹細胞」は
抗炎症性サイトカインが最も豊富に含まれています
炎症が老化を促進することは、これまでも私のブログでもお話してきましたね
肌は身体の一番外側にあることから、最も炎症を起こしている細胞の一つです。紫外線・環境毒素(特に喫煙)・重力・顔の表情・摩擦などによって、知らず知らずのうちに炎症を起こしています。その小さな炎症の繰り返し(=慢性炎症)は、肌細胞を壊し、再生を遅らせ、その結果、色素沈着やシワ・たるみなどの老化現象となって表れるのです。
ですから、抗炎症性サイトカインが豊富なヒト骨髄幹細胞は、アンチエイジングの救世主となります。修復と再生を促す「炎症ケアのエキスパート」なのです
そのため、肝斑・アトピー・酒さなどの赤み・炎症性のニキビ・紫外線ダメージによるシワやたるみなど、炎症に関わる症状にも効果的です
最後に、ヒトの骨髄由来と聞くと、「感染は?」「拒絶反応は?」など、安全性について心配なさる方が多いですが、ウィルス・細菌に感染していない、その他病気を持っていないなど、厳しいヘルスチェックをパスした若い(平均年齢20歳)ドナーから骨髄をほんのわずか採取し、その中から取り出した間葉系幹細胞を培養してサイトカインを抽出しているので、細胞や細胞の一部、細胞残留物は一切含まれていません
そのため、サイトプロMDは感染や拒否反応の心配はありません
これらの採取・培養・保管は、FDA(アメリカ食品医薬品局)規制に準拠した管理体制のもと行われていますので安心です。
痛みやダウンタイムがなく、短時間で気軽に受けられる『プラズマシャワー』とサイトプロMDを組み合わせた「肌再生プラズマコース」が当院では大人気です
ニキビが出来ている方は、プラズマの殺菌効果と、サイトプロの抗炎症作用で、1回でも症状が落ち着いたとおっしゃる方が多いですし、翌朝「お肌が元気になる」実感があるので、イベント前の施術としてもリピーターが多いです慶田も撮影前に組み込むお気に入りのメニュー✨
肌再生プラズマコース(サイトプロMD導入)
初回トライアル 顔 ¥28,000
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