【アラガンMD codes Jwコード】

2018年にローンチされたヒアルロン酸注入の新しい注入コード『Jwコード』注入の手技と中心に、顔全体へのヒアルロン酸注入による、リフトアップ効果を供覧します。ジュビダームビスタボリューマXLを使用したトータルフェイシャルトリートメントです。201884日に日本美容皮膚科学会総会で講演した内容の抜粋となります。

Jwコードは、耳前から下顎角、下顎に続くシャープな輪郭線をよみがえらせる注入コードです。リフトアップ注入(頬・中顔面の土台補強)完了後に、さらに美しい輪郭、小顔効果をもたらすので人気が出ています。美人は輪郭がシャープですよね。

Jwコードへのは注入、顔面動脈に注意すべきハイリスクエリアへの注入になりますので、高い技術を要します。

この動画は、学会向けに撮影したため、鋭針で行っていますが、当院では通常、先端の丸いカニューレ針を用い、内出血と血栓予防を図っています。刺入点は下顎角上方とあご付近の2カ所だけで済みますので、ダウンタイムも気になりません。

アラガン社のヒアルロン酸製剤はカニューレ針の使用が国内承認を取得できていないため、公のセミナーや学会発表で使用した映像を流したり、技術指導が出来ないルールなのです。なお、ガルデルマ社のレスチレンはカニューレ針の使用が認められています。鋭針を使用しての事故の多さを鑑みても、速やかに承認が下りることを希望します。当然のことながら、医療現場は安全面を最優先するべきですので、当院では医師の責任の下、できる限りカニューレ針を使用しています。

MDコードとTrue Liftトゥルーリフトポイントを混ぜて表記した図を作ってみました。キーになる重要なポイントは重なりますし、実際このようなコードは主にカルテの記録や医師間の情報共有のためのツールであり、あくまでも共通言語に過ぎません。

 

私どもは、一様にガイドラインの注入ポイントに注入するのではなく、骨格・加齢の進行度合い・お好み・ご希望に応じて、患者様それぞれに最適な製剤を選び、注入ポイント・注入量・注入深度を検討し調整する『オーダーメイド注入治療』を行います。クリニック独自の注入テクニックがありますので、どちらかというと、カルテ記載のために、後からコードに当てはめていく感覚です。

 

【トータルフェイシャルトリートメント・美人顔デザイン注入の時代】

ヒアルロン酸注入は、細かいシワを狙った『線の治療』から、顔全体のバランスを整え、リフトアップさせることでシワを浅くする『面の治療』にシフトしています。私自身、開業当初12年前の注入方法と比較すると随分進化しています。

銀座ケイスキンクリニックでは、加齢よる、『骨格』・『靭帯』・『脂肪組織』・『筋肉』・『皮膚』で生じた加齢変化を解剖学的に捉え、最適な部位に適正量注入することで、『自然なリフトアップ効果』とバランスの良い『美しい顔』を叶える『ヒアルロン酸注入によるトータルフェイシャルトリートメント』を行っています。医学的知識と美術的感性とを融合した『美医術』をコンセプトに、ミリ単位で注入し、デザインしていくので『美人顔デザイン注入』とも呼んでいます。

 

この考え方で注入すると、魅力が増すだけでなく、失われる脂肪や骨格の補充と強化、コラーゲン密度のアップ、靭帯補強による顏揺れの抑制により、老化スピードを緩やかにする『アンチエイジング効果』もあり、当院の若返り施術の根幹治療となっています。

 

【ヒアル顔(Overfilled syndrome 過剰注入症候群)を作らない治療】

細かい線(シワ)を消さないわけでは無く、枝葉末節は後から施術することで、段階的に若返らせていきます。

 

輪郭が崩れ、大きく削げている部分があるのに、口周りだけシワが無い状態、表情に違和感を覚えるほど大きく盛り上がった頬、目が小さく見えるほど目の下が膨らんでいる状態になっている方をご覧になったことがありますか?

 

このような患者さんを、『Overfilled syndrome過剰注入症候群』『ヒアルロン酸入れすぎちゃった症候群』、いわゆる『ヒアル顔』として全世界的に問題視されています。

海外セレブなどに多く見られますので、「あんな風になるのでは・・・」とヒアルロン酸注入を怖がっている方もいらっしゃいます。

 

どうかご安心ください。当院では、不必要な注入はお断りするポリシーを貫いています。萎んだ風船に空気をパンパンに入れて、シワが無くなって見えてもシルエットは美しいと言えるでしょうか?

 

注入だけではたるみは解消しきれないことを十分に理解した医師が、ポイントを絞って注入し、自然に仕上げていくことが、自然な若返り治療の大切なポイントです。

このような情報を啓発し、発信していくことは、ヒアルロン酸注入治療の評判を貶めないためにも私たち注入指導医の仕事と考えています。



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「365日のスキンケア」(池田書店)著者:慶田朋子

♪重版しました♪

 

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