『mer/メル』 2018年8月号
(2018年6月15日発売 P76~80掲載)
特集:緊急レスキュー!日焼け、テカリ、ニキビ…悩みが多い夏のキレイを確約!「夏ビューティQ&A」に慶田の監修記事が掲載されました。
本日、大阪を中心に大きな地震がありました。被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
ジメジメする梅雨になりましたね。
でも、梅雨が終われば本格的な夏が到来します
楽しいイベントが多い反面、肌トラブルが起こりやすい時期
『mer』の読者1000人に行った「夏の美容のお悩み」調査の結果がこちら
紫外線、冷房による温度差、汗など夏は肌が揺らぐ原因となる過酷な要因がたくさんあります
肌の乾燥、ゴワつき、くすみ、シミ夏の終わりの自分の肌トラブルに落ち込まないために、お悩み別にスキンケアをおさらいして、上手に夏を乗り切りましょう
<顔編>
お悩み1 日焼け
日焼けしちゃった… 無かったことに出来ない?
無かったことには出来ないので、全力で予防を。
紫外線は肌に炎症を起こします。この炎症をきっかけに角層の状態が乱れてくるのです。紫外線に当たると水分量は低下し、キメが乱れ、透明感が失われ……、美を損なうスパイラルへとまっ逆さま。
受けてしまった紫外線ダメージはゼロには出来ませんすぐにシミになることはありませんが5年後大きな差が出ます将来のために毎日しっかり予防を
もし、日焼けをしてしまってヒリヒリしたり赤みがあるときは、まずは冷やして炎症を抑えます
ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けてくださいね
最初の30分は濡らしたタオル(水気を含んだタオルのほうがよく冷えます)で保冷剤を包み、患部に当てます。
長時間冷やし続けていると肌のバリア機能が下がるので、30分経ったら保冷剤を乾いた薄いガーゼなどで包み直し、引き続き患部を冷やして炎症が治まるのを待ちます。
ヒリヒリ感が強くて痛みを感じるときは、市販の消炎鎮痛剤を飲むのもよいでしょう。
日やけ直後は、肌のバリア機能が壊れている可能性があります積極的なスキンケアは控えて、1週間程は保湿を心がけてください。
バームタイプの保湿剤を塗る、肌あたりのよい衣服を着て寝るなどして、できるだけ患部を刺激しないように過ごします2週間くらい経ったらいつものスキンケアに戻し、3週間目から美白ケアを始めるとよいでしょう
また、レスキューケアとして確かな効果をもたらす美容医療に頼るのも賢い手段です
日焼けの炎症が落ち着いたら、「フォトフェイシャルM22」「ジェントルレーズ・プロ」でのメラニン排泄を促すケアが効果的です。
どちらのメニューにも、肌の代謝を上げる「ケミカルピーリング」がサービスで付いています。また古い角質も除去できるので、日焼け後のゴワついた肌を滑らかに整えます。
さらに、インナーケアとして、抗酸化力の強いビタミンCを大量に入れる「高濃度ビタミンC点滴」もメラニン増加の予防や修復などに役立ちます。
食べ物でも日焼け対策できるの?
抗酸化作用のあるものが◎。でも朝のオレンジジュースは要注意!
シャケや緑黄色野菜など、抗酸化作用が高いものを日焼けする前に摂りましょうトマトの赤、ナスの紫、小松菜の緑などの色の濃い野菜の色素には、高い抗酸化作用があります。
逆に紫外線対策のために、食べるタイミングに注意が必要な食材があります
果物や野菜の一部には、光毒性物質といわれる「ソラレン」を多く含むものがあります。朝に食べると、2時間位で体内に吸収され、紫外線の感受性を高めてしまうことがわかっています
ソラレンを多く含む食品は、レモン、グレープフルーツ、オレンジなどの柑橘類、セロリ、パセリ、パクチーなどがあります。これらを朝にたくさん食べるのは避け、夕方以降にとるようにしましょう
柑橘類やセリ科の野菜類はビタミン類、カリウムなどが豊富で優れた食材です。大切なことは、食べるタイミングを考えることです。7時間で吸収し代謝されることを考慮すると、夕方以降に食べれば、問題ないといえるでしょう
ソラレンを気にすることなく朝食におすすめの食材は、リンゴ、バナナ、ベリー系の食材。夏の定番スイカにはトマトに含まれるリコピンが豊富で、こちらもとくにおすすめです
また、アウトドアのイベントのときにはUVケアをサポートする「飲む日焼け止め」の併用もおすすめです
「ヘリオケアウルトラD」は、中央アメリカに生息するシダ植物の一種から抽出した特許成分FernBlockがヘリオケアの主成分です。その他成分(ビタミンC・E・D・ルティン・リコピン)を含め、化学薬品は一切使用されておりません。安全な天然成分のため、子供でも内服できる点も優れています
銀座ケイスキンクリニック取扱い 1箱(30カプセル/30日分) ¥6,000
抗酸化作用の高い成分が理想的に配合されており、紫外線以外でも発生する活性酸素からも体を守り、免疫力を高めてくれます
そのほか、シミ、くすみを防ぐインナーケアとして、ビタミンC、トラネキサム酸、ハイチオール、ビタミンEの内服も効果的です。
SPFやPA値、色々あってどれを選べば良いやら…
実際の効果は表示の1/5! 重ね塗り前提で高めの表示を選んで。
SPFやPAの数値は、とても厚塗りした状態での値。普通に塗ったときの効果は1/5ほどなので、2度塗りが必須です。
日焼け止めを塗っても日やけをしてしまうとういう方は、今一度「量」と「塗り方」を見直してみましょう
日やけ止めの使用量が少ない方が案外多くいらっしゃいます馴染ませやすく、使用感が軽い日やけ止めが多いので、塗る量がどうしても少なくなりがちです
塗る前にまず保湿。その後一度薄く伸ばし、乾かしてから重ね塗りを。体に塗るときは下着の状態で、襟ぐりや袖口よりやや大き目に。顔は指二本で、目周りは薬指を使って優しく塗ります。
日やけ止めのタイプにもよりますが、適量は乳液タイプで500円玉大、クリームタイプでアーモンド1粒分くらいになります。実際にこれは、重ね塗りをしないと塗り切れない量です。
ですから、いつも1回で馴染ませられるという方は、量が少ない可能性があります。自分が思っているよりも気持ち多めの量が適量だと考えて下さい
最近の日やけ止めは、保湿力が高く、重ね塗りをしても馴染むものが多いので、白浮きや乾燥の心配がないものがほとんどです
塗り忘れしやすい足の甲やデコルテ、耳、首なども忘れずに
真夏と比べると、まだそれほど気温が高くないので油断しがちですが、実は紫外線の強さは6月がピークだと言われています
夏至(2018年は6月21日)の頃が、最も強いとされ、その紫外線量は8月とほぼ同程度
また、6月は日中の時間が長い時期です。特に気をつけたい時間帯は午前10時~午後2時くらいの間。
つまり6月は日やけのリスクが高いということがおわかりいただけるかと思います梅雨だからといって油断せず、しっかりと紫外線対策を続けていきましょう
そしてこの時期、お天気が1日の中で結構変わるものです。朝、家を出るときには雨が降っていても、日中には止んで快晴になることも珍しくありません
晴雨兼用の傘を携帯するのがオススメです
塗り直しって必要ですか?
2時間おきが目安。面倒ならスプレータイプが便利。
日やけ止めは、朝塗ってしまえばOKというものではありません
時間が経つと紫外線防御力は下がりますし、汗や皮で流れてしまったり、衣服でこすれて落ちることもあります。屋内にいる時間が長い方でも、お昼ぐらいには塗り直しましょう会社員の方がランチで外に出るときは、その前に塗り直すのがおすすめです
また、長時間外にいるときは、帽子、日傘、衣類などを活用し、肌に直接紫外線が当たらないようにします。また、外を歩いていて暑くなったら、上着を脱いで半袖になることもありますよね。そんなときは面倒くさがらずに、腕に日やけ止めを塗りましょう。もし日やけ止めを持っていなかったら、コンビニなどでも売っていますので躊躇せずに
頭上からの日射だけでなく、路面からの反射もあるので注意してください
お悩み2 テカリ
しっかり洗顔しているのにTゾーンがテカテカに…
洗ってもテカりやすさは変わりません。
テカリの原因である皮脂の出やすさは遺伝によるものなので、洗っても減りません。脂っぽいからといってゴシゴシ洗ってうるおいまで落とし、保湿ケアを控えめにするというのはです。それどころか、洗い過ぎると乾燥して、バリア機能が低下し、くすみやごわつき、肌荒れなどのトラブルを起こしやすくなります。
夏は気温が高く、汗や皮脂が多く肌がベタつくので自覚しにくいですが、実は乾燥しがちです。冷房や紫外線の影響で、肌表面は脂っぽい人でも、水分量は少ないという傾向にあります。
水分蒸発を防ぐため油分はマスト。夏でも乳液やクリームは使うべきです。
夏はテクスチャーの軽さで選ぶと快適にケアができます
当院のオリジナル高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』は、。しっとり感はありますが、重すぎず塗り心地がよいので幅広い世代に人気のアイテムです人気です
銀座ケイスキンクリニック取扱い 30g ¥5,000 (税別)
水分保持力・抗炎症作用が高く、バリア機能を高め、乾燥の気になるお肌や、敏感に傾きやすいお肌をやさしく守ります
お悩み3 ニキビ
夏ってニキビが出来やすい気が。対策方法教えて!
スキンケアはもちろん、生活全体を整えて!
夏は紫外線による角質肥厚などで角層が厚くなりやすく、毛穴が詰まってニキビができやすい季節です。保湿や紫外線対策が大切さらにそれだけでなく、こするなどの物理的刺激や食事・睡眠・メンタルなども大きな要因に健康的な生活を送る事がニキビの予防にも直結するんです。
◎スキンケアには、殺菌は不要!
ニキビの原因のアクネ菌はほとんどが善玉菌。一部がニキビの原因となります。殺菌で肌の細菌バランスが乱れると黄色ブドウ球菌などの悪玉菌が増えて肌荒れします。毛穴を詰まらせないためにノンコメドジェニック処方のアイテムで殺菌しないものが。
◎きちんとした食事で栄養を摂ろう
肌の美しさは生命維持ギリギリの栄養では叶いません。ダイエットで食べる量自体が少なくても便秘になり、それもニキビの要因に
お肌に良質な栄養与える食生活が大切です
腸内環境を整えることで肌荒れの防止に役立つヨーグルトなどの発酵食品。肌の新陳代謝を促し抗酸化力のある緑黄色野菜。
さらに良質な油もお肌に必要です。亜麻仁油やえごま油などに含まれるオメガ3(α-リノレイン酸)は肌の水分を蓄える細胞の再生を助け、肌代謝を促す働きが注目されています
◎朝も洗顔料で洗おう
朝は水洗いだけ派も増えていますが、就寝中に分泌された皮脂や、夜に塗った化粧品の油分が酸化すると、刺激になってニキビの原因に
優しい洗顔料でよく泡立てれば乾燥の心配も低いので、朝も洗顔料で汚れを落としましょう
後編は、体編汗やムダ毛など体のお悩みについて解説いたします
そちらも是非ご一読ください
スキンケアやメイクアップに関する基本知識がたっぷり366日分(うるう年含む)もうすぐ
♪重版しました♪
■銀座 ケイスキンクリニック
(美容皮膚科)
東京都中央区銀座1-3-3 G-1ビル5F
お電話でのご相談・お問い合わせTEL0120-282-764
銀座ケイスキンクリニック公式Facebookページ
http://www.facebook.com/ks.skinclinic
メール相談soudan@ks-skin.com