雑誌『CLASSY./クラッシィ』2018年1月号
(11月28日発売 掲載ページP124)
特集「現代女性ならではの原因があるんです 誰でも可能性あり!?肌荒れとストレスの意外な関係」に慶田の取材記事が掲載されました
モデルの里海(さとうみ)さんと“肌と心の関係”についてお話ししています
キメが細かく毛穴レスな里海さん普段、肌荒れはしにくいようですが、ストレスは日々感じているとのことでした
実は、一般女性の方へのアンケートでも、仕事や日々の生活にストレスを感じているという人が92%もいるという結果に
現代社会に生きる私達は、毎日なにかしらのストレスを感じているのですね
【肌荒れとストレスには切っても切れない関
係がある】
「肌と心は関係があるって聞いたんですが、本当ですか?」
本当です。ストレスによる皮膚疾患は現代病と言われますが、もともと心と身体は合わせ鏡の様なものです。
一見バラバラに見える心と肌も当然つながっているこれは以前から、医学的に証明されていることです
私自身が大学病院勤務時代に心身医学療法で皮膚病を治すという皮膚科領域では、革新的な分野を学んでいた経験上、肌トラブルとストレスの関連性についてを常に考えながら治療に当たっています
例えば、肌荒れやニキビはストレスで悪化します
アトピー性皮膚炎もそうです。
ストレスがあったときに、無意識に手でいじったりかいたりして悪くしている事がありますが、実はこの行為が安易なストレス解消方法になってしまっています
こういう方には、どんなときにニキビを触っているか、アトピーの湿疹をかいているかを日記に書いてもらって、心の状態やストレスとの関係性に気付いて頂くという『日記療法』を行います。
それを踏まえ、丁寧にカウンセリングすると、塗り薬を変更することなく、診察だけで驚くほど良くなります
ストレスで皮膚トラブルが起きている方の傾向として、みんな真面目です。
少々のストレスは我慢してしまい、体の悲鳴に気付くことができないそれこそが問題の本質なのです。
「なるほど。確かに、日々の小さなことだと、逆に何でもないと思うようにしてしまっているかも…。」
現代は情報化も進んで何でもスピード感がすごく早く、特に30代は仕事にも少し責任が出てきて、人間関係のストレスを抱えがちです。
また、結婚や転勤・昇進などライフスタイルの変化もあり、ストレスや悩みがつきない世代です
そして、ストレスを抱えその対処法に悩んでいても、日本にはまだ気軽に精神科に通う文化が根付いておらず、アウトプットできずに溜め込んでしまう人が多いのが現状です。
このようなストレス下で身体症状として様々な疾患が出ている状態を『心身症』と呼び、それが肌に出てしまうとニキビやアトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹などとして現れるのです。
でも、ストレスが原因だと気づいていない人がほとんどです
もし肌荒れが、生理周期や生活習慣を見直しても治らないときは、ストレス状態の程度や適切な解消法を持てているか、を見直して欲しいと思います
「肌と心は密接につながっているんですね。」
最近の研究で、ストレスがかかると、血流が滞り、皮膚温が低下しバリア機能が落ちて肌荒れし、それが続くと、肌のエイジングが加速してしまうことが分かっています。
ここで大切なのは、過剰なストレスをきっかけに現れた肌荒れやニキビを体のサインだと知ること
人間の心は繊細なので、ストレスへの対処法を見直すことでよくなるケースはたくさんあります
自分がこれをするとスッキリできる、というストレスコントロール法はたくさんあればあるほど良いものです
季節の変わり目でもないのに、なんだか最近肌荒れが治らない… そう悩むときは、ストレスフルな毎日を送っていないか見直してみましょう
是非、ご一読ください
スキンケアやメイクアップに関する基本知識がたっぷり366日分(うるう年含む)もうすぐ
♪重版しました♪
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