今日は漫画の感想文。
学生だった頃に読んでたけど、一人暮らしをするタイミングで所持していた漫画を全て売却しなくてはならず、10巻ぐらいまで読んで終わってしまったんだけど…友人と漫画の話をしていたときにこの漫画の話になりまた読みたいと思って先日大人買い!!
やっぱ最高の漫画だな〜。本当にストーリーが美しくて詩的で切なくもあり温かさもあり、ホラー要素もある。マジでガチ泣きすること間違いなし!!
話の大筋としては、妖怪が見えてしまう主人公夏目貴志くんが同じく妖怪が見える祖母の遺品である「友人帳」を手に入れる。「友人帳」というのは妖怪の名前を紙に書いて束ねたもので、名前の書かれた妖怪を自由に使役できてしまうというとんでもグッズ。それを手にして以来妖怪に襲われたり、妖怪に名前を返してあげたり、忙しい日々を過ごす…という話。
主人公は妖怪が見えてしまう事により周囲から不気味に思われイジメられたり、幼い頃に両親を失っているため親戚の家をたらい回しにされたりとかなりヘビーな過去を持っているし、妖怪も全部が全部悪いやつではなくていいヤツもいるし、切ない未練を持ってるやつもいる。 そんな中、夏目くんが過去や自分の能力と向き合って成長していく様子や同じく不気味がられ疎まれていた祖母レイコとの対比、妖怪や人との出会いと別れ、友達との友情譚などが丁寧にきれいに描かれているからこそ心にストーリーが染み込んでくる。
まだまだ連載中だし、これからもこの漫画を愛していこうと思う。皆さんも是非読んでみて!!