先日、東京の虎ノ門ヒルズでアラガン社主催によるヒアルロン酸セミナーがあり参加してきました。セイコメディカルビューティクリニックではお馴染みのジュビダームビスタボリューマの発売記念講演会です。ブラジルからDe Maio先生が来られて、注入治療の考え方、テクニックを披露してくれました。 

 

 

ボリューマというヒアルロン酸に関しては、以前の記事でも取り上げました〈http://seikomedical.com/blog/iphone/cat2506/juvedermvista.html〉が、ここ数年でヒアルロン酸注入に関しては考え方がかなり変わってきました。

 

セイコメディカルビューティクリニックのHPにあるヒアルロン酸注入部位です。単純にしわを埋めるか、鼻や顎を出すという目的でヒアルロン酸が使われています。

 

アラガン社が推奨する若返りのためのヒアルロン酸注入部位です。

(アラガン社の資料より)

頬も細かくポイントが設定され、顎もいくつかポイントが分かれていますね。

 

顔の老化の原因として、顔のボリュームの減少とたるみがあります。

適切な部位に足りなくなったボリュームを回復してあげることで、顔が若々しくなり、またたるんだ皮膚も挙上して見えるというのが、この注入方法の考え方です。

 

ただヒアルロン酸の使用量に関しては若干問題があります。

今回のセミナーでは若い女性でも2-3本(1本1ccです)、高齢の女性になると6-8本のヒアルロン酸を使用していました。ここまで本数が多いと、治療メニューとしては金額的に現実的ではなくなるので、難しいところです。

私のモットーはできるだけ少ない量のヒアルロン酸で、満足いく結果を出すことなので、治療していただいている患者様の結果を見ながらいい方法を今後考えていきますね。