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 福岡県内を主として、時々大分県、さらには宮崎県の北端あたりを走り回っていたわけですが、それぞれの地域の神々に、あの世の体勢の基礎固めができたことを伝えて、協力を呼びかけて回っていたのだろうと思います。

 そうしている最中に、転居の話が出てきました。福岡県内、このあたり、などの手がかりで、不動産サイトなどを探して、どうやらここらしい、という物件を見つけました。

 新しい建物ではありませんが、600平米前後でしたか、土地は広めでした。また、『入船』である土地だそうです。入船というのは、神さまの通り道になっているところで、この世でいえば、いろいろなことがうまくいくようになる土地柄、といったところでしょうか。

 私たちとしては、人が集まれる場所にしたいので、庭を一部駐車場にしようか、とか、家のリノベーションをどうするか、とか、地方自治体からの補助金などについてもいろいろ調べたりしていました。近所の八幡さんが土地の神さま、とかも調べていました。

 物件を見にいくのに、リノベーションの業者さんにも立ち会ってもらっていました。不動産屋さんによると、売りに出てから1年半か2年ほどで、初めて問い合わせが来た、とのことでした。売りに出ていた割には、中を見せてもらうと空き家状態ではなくて、ちょっと前まで住んでましたか、といった状況でした。どうやら、売主さんが近所に住んではいなかったので、お仕事が多忙であったり、コロナ禍で移動がままならないなどで、自分で片付ける時間がとれず、そのままになってしまっていたようです。

 不動産屋さんも、売主さんのものが多量に残っている状態でもあり、それをのんでということで、値下げを含めて売主さんと相談する、と言ってくれていました。

 神さま的にもOKでしたので、改装の計画など具体的にしていたのですが、2週間くらいしてでしょうか、売主さんが、当初の値段でないと売らない、と言ってこられました。家の片付けを業者さんに頼むと50万円以上、さらには仏壇などもそのまま、という状況を受け入れて、なので、値下げ交渉もしないとは思いませんでしたが、そうおっしゃるならしかたがありません。というわけで、この件はご破算になりました。

 これは、転居先の迷走の始まりでした。

 最後まで読んでいただいてありがとうございます。続きは、また後日。