にも「無農薬・無肥料・固定種」の野菜等を卸していただいている秀明自然農法ネットワークさんからのご招待で、講演会「SEED FREEDOM 未来へつなぐ種・土・食」に出席しました
この講演会では、どうしても一度お会いしたいと思っていた方が講演するということで、ひじょ~に楽しみにしていました
どなたかというと、知る人ぞ知るドキュメンタリー映画「モンサントの不自然な食べもの」にも出演されていたインドの環境活動家であるヴァンダナ・シヴァ博士
この講演会では他にも、土壌生物学学者であるイレイン・イングハム博士も講演をされました。
「土の中に健全な生態系の営みがあれば、作物に必要な栄養成分は既に土の中に備わっているので、化学肥料なんかは必要ない」
「良い土であれば、セシウムをはじめとする放射性物質を“固定化”できる。土の中のどの微生物がその役割を果たしているかはまだ特定できないが、そういったものが放射性物質を土に留め、結果、作物の方に放射性物質が移行しない。」
といった、面白い見解を示していました
以前、私も聞いたことありますが、被災地で無農薬・無肥料・固定種で栽培されている畑から放射性物質が検出されたが、そこで栽培された米や野菜からは放射性物質は検出されなかったという例がけっこうあります
このことは引き続き、慎重に情報収集していこうと思っております
「種を守るために、固定種の野菜を販売している自然食品店をやっています」と言うと、
「Ooh!Very nice!」
と言っていただきました
以前もご紹介しましたが、当店の入口のところに、こういった種のディスプレイをしております。
例えば、これ。
「日本ホウレンソウ」の種なんですよ
日本ホウレンソウの種は、こんな感じで丸くなくトゲトゲしているので、通常の種まき機ではまけず、一つ一つ手作業でまいていくしかないそうなんです
その作業は想像を絶する重労働なので、この日本ホウレンソウを栽培する農家さんが激減しているそうです
このままでは、残念ながら日本ホウレンソウの種は消えてしまいます
我々は、その日本ホウレンソウを無農薬・無化学肥料で栽培している農家さんを見つけ、当店でその希少な日本ホウレンソウを販売しております
この日本ホウレンソウ、これがかなり美味で大好評なんです
日本ホウレンソウが売れるとなれば、それなら日本ホウレンソウも作ろうかという農家さんも増えてくると思うので、これは一つの例ですが、そうやって出口(売れる道筋)を作り、日本固有の希少な野菜の種を守っていく活動につなげていきたいと思っています
今の日本とアメリカの関係性を考えると、TPP交渉で「聖域なき関税撤廃は前提でない」とは言っているものの、いろいろな条件を最終的には飲まされることになるでしょうから、この「遺伝子組み換え種子」の日本上陸も残念ながら時間の問題だと思っています
手遅れになる前に、まずはこういった状況を多くの人に知っていただき、何としても“食べもの”だけは、“種”だけは支配されないように守っていかなければと、どんどん危機感つのる日々でございます
↓smaile seeds market オンラインショップ↓
↓すましぃ一押しのaozaはこちら↓
http://smileseeds.jp/products/list.php?category_id=6#aoza_vietnumpage