ソチ・パラリンピック。
 日本は快調すぎますね。
 メダルラッシュ。
 オリンピックを超えるかもしれません。

 表彰台独占もあるだろう。
 ツレの予想です。
 オリンピックのように、アスリートをサポートしてくれる企業も少なくないんです。
 特に報奨金で、かなり追い詰められているようです。

 毎日、ツレに電話をかけてくるんです。
 声が怯えているような。
 「この先、いくつメダルを獲るんですかね。 このままだと予想はずれますよね」
 報奨金がものすごいようです。

 アスリートたちにプレッシャーをかけたくないから、少なめに予想した。
 ツレの言い訳です。
 1人で金と銀を獲った方の報奨金はどうなるのか?
 「金の報奨金に銀の報奨金を上乗せしますよ。 言っちゃったんだからしょうがないでしょ」

 オリンピックでは、副会長の勝手な発言だとか言って、逃げようとした企業もありました。
 「役員会で決めたんだから、役員の報酬を全額カットして、それでも足りなければポケットマネーを強制的に集めます」
 声がうわずってる。
 「祝勝会もやりますよ。 成田から直行してもらって、その場で授与式をします」

 「ブラジルの夏季パラリンピックもサポートしますよ。 4年あれば計画的に報奨金を工面できますから」
 夏季パラリンピックは2年後のリオデジャネイロ。
 「そうか・・・・・・2年後か。 いいですよ、言っちゃったんだからやりますよ」
 強がり・・・・・・。

 言ったことは必ず守る。
 かわいそうな気もしますけどね。
 政治家なら、守らなくても許されるのに。
 閉会式の17日に、日本はいくつのメダルを手にしているんだか。

 

 
 3月8日です。
 きょうは何の日でしょう?
 ハチの日。
 忠犬ハチ公の日です。

 8だからハチ公の日。
 だったら、毎月8日はハチ公の日でもいいような。
 3月8日だけなんですよね。
 3とハチ公には何のつながりもないんですけどね。

 調べてみると、ハチ公の命日なんだとか。
 3月8日に亡くなったんだそうです。
 主人の帰りを渋谷駅で待ち続けたあげく、亡くなった日。
 それが3月8日。

 渋谷駅前では、今でもずっと主人の帰りを待っていますよ。
 さすがだな、と思ってなでてあげてもまったく動かない。
 体が硬いなと思ったら、銅像でした。
 動かないはずなんですよ。

 帰らない主人をじっと待ち続ける。
 主婦なら誰もが主人の帰りを待ってますよね。
 夕食を作っておけば、食べてきたと言う。
 作らないでいると、食べてない。
 
 わたしは夕食を作らないので、経験はありません。
 3食入院食ですから。
 それでも、2人分の食事を確保して、帰りを待ちます。
 冷たくなっても待ってます。

 ツレは、戻ってきて戻ってきてなんていうと思います?
 「先に食べていていいのに」
 食べてると、「あれ、食べちゃったの」
 もう、イラっとする。

 ハチ公はすごいですよ。
 7年間も主人の帰りを待ってたんですから。
 帰ってくる時間に駅に出迎える。
 わたしは出迎えられたことはありません。

 主人の葬儀の後、転居を繰り返したそうです。
 日本橋の呉服店、浅草。
 落語が好きだったわけではないんです。
 主人の家に戻って、近くの植木職人の家へ。

 渋谷以外にもハチの銅像はあるようですね。
 ですが、渋谷の銅像が最初で、除幕式にはハチも出席したとか。
 食事のときだけ、時々の飼い主の家に戻って、後はずっと駅にいたとか。
 まず、元の飼い主の家に立ち寄って、不在を確かめて駅に行った。

 亡くなったのは、渋谷駅の反対側の酒店前。
 死因は寄生虫による腹水。
 保存されていた内臓を調べてみて、最近、末期がんだとわかったようです。
 犬の死因もやはりがんが多いのか・・・・・・。

 ハチの葬儀には、16人の僧侶が経文を読んだんです。
 人間だって3人くらいですよ。
 花が200、電報が300も届いたというんです。
 国民的アイドル。

 よほど主人になついていたんでしょう。
 すずめ百まで踊り忘れず。
 犬も死ぬまで踊り忘れず。
 わたしも、もっとなつかれたい。
 
 きのうの夜、観てきました。
 映画『魔女の宅急便』
 ツレが、へコんでいたわたしに元気になってほしいと誘ってくれたんです。
 これが大失敗。

 2時間の上映時間がこんなに退屈だとは・・・・・・。
 眠たくなってしまいました。
 大人の観る作品じゃないですよ。
 小学低学年も喜ぶかどうか。

 まあ、原作は児童文学ですからね。
 図書館でも、児童向け書籍コーナーにあります。
 子供の読む作品です。
 ジブリアニメは原作のほんの1エピソードだけです。

 CGやVFXをできるだけ使わずに、昔ながらの特撮を使っているようです。
 ですが、効果としてはB級でした。
 キャラクターの後ろにスクリーンを置いて背景を写したのがまるわかり。
 子供でもしらけますよ。

 舞台も中途半端な日本の田舎。
 魔女という存在は似合ってませんでした。
 これじゃあストーリーは広がりません。
 こじんまり過ぎる。

 小さな予算で大きな企画なんでしょうか。
 アニメ人気で客がくると思っていたんでしょうか。
 今の観客はそんなにバカじゃないですよ。
 ふざけるな。

 ジャパニーズホラーを世界に認めさせた監督の作品です。
 所詮は子供向けだと思ったんでしょう。
 子供向けだからこそ、バカにしてはいけないんですよ。
 ファンタジーほどむずかしいものはないんです。

 以前、ツレはディズニーアニメのスタッフとお話しさせていただく機会があったようです。
 当時のツレは、アニメやゲームのサントラしか製作していなかったようです。
 どんな作品を手がけているのかと聴かれて、恥ずかしながら子供相手の仕事です、と答えました。
 そうしたら、彼らがいきなりキレてしまったとか。

 「子供を相手にする仕事は世の中で一番素晴らしいことですよ。 恥ずかしいとは何ですか! 子供を相手にする仕事ができることを誇りに思いなさい!」
 日本では恥ずかしいことなんですよ。
 誰も認めてくれない。
 他の仕事がなくなります。

 ツレの話を聴いていて、わかったんです。
 ディズニーの魅力の秘密が。
 彼らは子供の心を持って、作品を創造しているんです。
 子供の喜ぶものを知っているんですね。

 子供を相手にするなら、中途半端なことをしてはいけない。
 子供向けだからこそ徹底的に掘り下げないと。
 子供は驚くほど裏側を見透かすんです。
 ダメだとなったらすぐに見放します。

 この作品から見えたのは、スタッフのいい加減な姿勢。
 子供の観る映画だから、こんなものでいい。
 まじめに作っても、どうせ子供相手の作品だから。
 ものを創る人間としてはどうなのかと思います。

 ツレが本編のBGMへの参加を断ったのは、そういう作品だったからなんですね。
 シナリオを読んだだけで、これはまずいと思ったんでしょう。
 テーマソングの演奏だけに限っての参加は、映画とは別の理由でした。
 Syber Soundというプロジェクトだったからです。

 マドンナの音楽製作スタッフや、ホイットニー・ヒューストンのスタッフという豪華なメンバーとの久しぶりの音楽製作だったから。
 倉木麻衣さんのデビューから、ミリオンを連発していたプロジェクトだとか。
 ポップスに詳しい方なら、どの曲もイントロをほんの少し聴くだけで曲名がわかるようです。

 シネコンの中の一番座席数の少ないスクリーンでの公開でした。
 それだけの価値しかないと、シネコン側も見ていたのでしょう。
 すべてが中途半端。
 宮崎駿監督のすごさを、改めて知りました。