ビルの隙間から朝日が覗いてくるのが、今くらいだと7時前。
リビングに一直線に差し込んでくる、柔らかく、力強く、輝きに満ちている光を浴びていると、
全身の細胞が覚醒していくみたい。
踊り出したくなる。
寝ぐせの髪と寝巻のロングTシャツのままであっても。
お風呂上りのすっぽんぽんのままであっても。
もうすでに春を感じているのは私だけでしょうか。
ゆっくりお散歩しながら歩いて出勤する。梅のつぼみがパンパンに膨らんでいる。
だらだら歩いても、9時10分前にクリニックに着いた。
しばらくして、受付のあかりちゃんが
「先生のほうが先に着いちゃったんですね~~」
って言いながら入ってくる。
「いいの、いいの。お散歩してきたから。」
「わかります。お散歩したくなるの。日差しが、光がキラキラしていますよね、今日。」
そうなのだ。それがわかってくれてうれしい。
「春を感じちゃって。感じちゃって。たいへんよ~~。」
と言っているけれど、寒いから下半身は暖パンなのよね。。。。。
あれ? よくよくみたら、ふたりでお揃いの暖パン履いている。
オフホワイト。XSサイズ。色もサイズもいっしょ。笑った。
「ユニホームだね。」
「サイズもいっしょですね。」
「そう。ダボダボよりも、ぴったりフィットがいいよね。新庄剛志みたいに。」
「あはは。」
そんなわけで、今日はお揃いのユニフォーム姿です。
しかも上に着ているニットも同系色なのだ。
春はもうそこまで来ているのです。