魚にはオメガ3が多く含まれていることが知られていますが、特に、EPAには体の炎症を軽減させる働きがあります。(肉に含まれるオメガ6には逆に炎症を悪化させる働きがあります。)
オハイオ州立大学のキエコルト-グレーザー教授らの行った研究によりますと健康な中高年を対象に一日あたり2.5グラムか1.25グラムのオメガ3を4ヶ月間にわたり服用させテロメアの長さを測り、偽薬との差異を検証しました。研究に使用されたオメガ3はEPA:DHAの比率が7:1とEPAのほうが多いのが特徴です。
テロメアは染色体の一番端っこに存在し、テロメアが短くなると老化が加速します。
研究の結果、オメガ3を摂取したグループ、2.5グラム、1.25グラムの両グループともに白血球のテロメアが伸び、酸化によるダメージが偽薬を服用したグループよりも15%も減少していました。(テロメアを伸ばすのにはレスベラトロールが有名です。)
炎症、酸化、白血球の退化は老化を防ぐ上で非常に重要なことから、魚を多く食べたり、サプリメントで栄養補給することでオメガ3とオメガ6のバランスをとりましょう。
この研究はBrain Behav Immun. 2012年 9月23日号に掲載されました。
にほんブログ村