今日はさ
研究のネタを打合せするために
大学の工学部の教授に会いに行ってくる
オレたち医者は
臨床をやりながら色々と
こうやったら患者さんに良いんじゃないか
こうやったら新しい治療法が生み出せるんじゃないか
って思いつくことが多い
だけど
それを実現するための
科学的なメソッドを持っていない
時間もない
そんで
そのアイデアは頭の中だけで消えていく事が多い
アメリカは
PhDって言って
科学者なのに医学の研究で第一人者になっている人が多い
そういう学者は医者と上手く情報をやり取りして
医者ではないのに患者に役に立つ研究をどんどん出していく
医者も科学者の話を尊重する
一方で日本は
医者はあくまで医者の言う事しか聞かない
どこかでバカにしてるんだよね
ほかの分野の科学者の事を
患者の事はオレたちしか分からない
科学者の言う事なんて絵に描いた餅
みたいに考えているヤツが多い
だから医学の研究で有名になる奴は
昔の北里柴三郎から
現代の山中伸弥まで
全部医者なのよ
それじゃアメリカには勝てないんだよな
医者だ科学者だ言ってないで
力を合わせて患者の役に立つ研究をしていかないと
ダメなんだけどね
なかなかそれが出来ないのよ
この国は