この前学会があってさ
東大で現役で働いている医者たちと酒を飲んでいた
1人は東大で准教授
もう1人は若くして他大学の教授として赴任
あとの1人はこれから売り出していく若手
どいつもこいつも
良いやつばっかりなんだよね
まさに日本の頭脳
出ている高校も灘とか筑駒とかだしね
それでも
金には困っているらしく
泊っているホテルもネットで一番安い所を探しているし
研究費からの補助が少ないなんて嘆いている
まぁ
貧乏はしていないだろうけど
開業医が心配しなくていいような金の心配はあるみたいだよね
一方で
学会に出ればまさに日本の中心として活躍している
名をとるか実をとるか
医者の幸せってのは難しいもんだなぁ
って思ったよ
なんにせよ自分が幸せだと思っていればいいんだろうけどね
オレはもし人生やり直せるとしたら
大学に残って思いっきり日本の中心のやつらと勝負してみたかった
って思いもある
だけど
田舎の赤字病院を継いで立て直す仕事をしていた10年間も無駄だったとは思っていない
毎日全力で目の前のことをやれていたし
それがあるから家族も困ることなく生活が出来ている
大事なのは
今を生きるって事なのかな
隣の芝は青く見えるし
今の自分を嘆いても仕方がないからね