過労死した若い医師が
自己研鑽という名目で
長時間病院にいなくちゃいけなかった
ってのが問題になってるけど
これはどう言うことかって言うと
医学生が医者になった時に
彼らは
国家試験には受かっていても
何の臨床的な手技も出来ないし
薬の適切な量なんかも知らない
それを研修医として全部センパイに教えてもらいながら出来るようになっていく
それと同じで
研究や学会活動の方法も
何も知らない所からセンパイに指導されながら
学んで行く
この時に
臨床ってのは医者の仕事としてイメージしやすいから
労働時間としてカウントされるけど
研究や学会活動ってのは
お勉強だから
自己研鑽
つまり自分で努力して勉強している時間
って事になって
いわゆる労働時間に含まれていない
って事なんだよね
ここで問題になるのが
果たして自分で勉強したい
研究や学会活動をやりたい
と思っているかどうか
って事
イヤなのにセンパイに言われたり発表を当てられて
長い時間家にも帰れずに病院で資料集めとかデータとりをさせられた
ってなったら
辛いんだろうね
一方で
自分からやりたい
って思っているなら
何の苦にもならずに
むしろ止められても自分からやるだろう
オレも若い頃は
センパイに言われてイヤイヤながらやっているクチだったけど
留学に行ってから
自分でやりたい
って思うようになった
今では自分の周りで研究や学会活動なんてやっているヤツはいないけど
自分はこれが何より楽しいと思うから続けている
後輩たちも
全く興味を示さないやつと
ガンガンやりたがるやつに
二極化する
まぁ
ガンガン来るやつの方が伸びるけどね
なんにしても今のご時世だから
やりたくないやつにやらせると
色々とトラブルになるし
どうしてもやらせるなら
労務上の問題をクリアしてやらせないとダメって事よね
オレみたいに
やらさせている内に好きになる
って事もあるんだけどねぇ