今日もさ
インフルエンザの予防接種に子供たちがわんさか来院していた
うちの内科や小児科医が担当して予防注射をするんだけど
そりゃ泣くわな
んで医者がなんて言うかっていうと
泣くな
泣かないで出来るかな
弟が我慢してるのにお兄ちゃんが泣くなんておかしい
まぁ
ずーっと言い続けているセリフだよね
オレは思うけど
それって
医療者の怠慢なんじゃないの
何十年も
子供に痛い予防注射をして泣かせ続けてきてるんだったら
なんで
痛くない注射にしてやろうとか思わないんだろうね
だれかこの件に関して
研究したり
努力したりしてんのかね?
例えば
可能な限り針を細くすれば
痛みは減る
細い針ってのは高いんだけど
それだって子供に痛い思いをさせないよりはいいだろうよ
表面麻酔をするって方法だってあるし
なんとなれば
注射じゃない方法を考えてあげることだって出来るはず
オレは自分の病院で患者さんに針を刺すときは大学にいたときより2段階細い針を使っているし
太い針を刺すときは
コストはとれないけれどサービスで麻酔をしている
子供は税金も払っていないし
泣くくらいしか大人には抗議できない
だからといって
大人が子供の負担を減らす努力をせずに
ガマンを強要しているのだとすれば
ほとんど虐待だよ
子供は一回でも痛い注射を打たれれば
次には恐怖心で
病院に行く前から泣き出すし
泣かない子だってガマンをしてジッとこらえる
小児科の先生とか
行政の担当者は
こういう子供の心理を考えてあげた方がいいと思うよ